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建通新聞社(中部)
2018/03/28

【愛知】緑ケ丘荘建て替え 初弾解体を18年度 名古屋市

 名古屋市住宅都市局は2018年度、市営緑ケ丘荘(守山区)の建て替えで、初弾に当たる第1工区の既設建物除却工事を実施する。このため18年度当初予算案に解体工事費を計上。予算が措置されれば除却工事を実施し、19年度以降に造成工事を行った上で住宅の新築工事に着手する見通しだ。
 緑ケ丘荘は守山区緑ケ丘1010にある公営住宅。敷地面積は5万6295平方b。1965年から72年にかけて21棟の住宅が完成した。耐震性の不足や老朽化に対応するため、建て替えを計画している。
 局は敷地内を1〜6工区に分けて順次除却し、1〜5工区に新たな住宅を建設することを計画。一連の建て替えの最終段階に当たる第6工区の除却については、現在のところ34年度を考えている。
 18年度は敷地南側の第1工区を対象に除却を予定している。対象は1〜4棟で、構造はいずれも鉄筋コンクリート造。規模は1棟が5階建て延べ2429平方b、2棟が4階建て延べ1473平方b、3棟が5階建て延べ656平方b、4棟が5階建て延べ656平方bとなっている。
 同住宅は敷地内の高低差が大きいため、既設建物の解体後、造成や擁壁の整備工事が19年度以降に必要になる。その上で、2棟計70戸の建物を建設する計画となっている。
 同工区の除却などに向けた設計は司設計事務所(名古屋市東区)が担当した。
 新住宅の完成後に次の工区の建物を除却し、順次新たな住宅へと建て替えていく。

提供:建通新聞社