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建通新聞社
2018/03/28

【大阪】南港市場再整備 18年度事業者公募へ

大阪市は、デザインビルド(DB)方式での整備を予定する中央卸売市場南港市場について、2018年度に事業者の選定手続きに着手する予定だ。同事業については、限度額202億8900万円(19〜24年度)の債務負担行為を設定。施設は19年度の工事着手、21年度の完成を目指す。
 16年11月に策定した整備基本計画によると、整備後30年以上が経過している南港市場の再整備に向け、施設の新築や、既存施設の減築、大規模改修を行う。新施設は21年度の完成を目指しており、完成後3年間程度の維持管理もDB事業者が担当する見込みだ。また、その後の維持管理についても、指定管理者制度などの民間活力の活用を想定している。
 南港市場は大阪市住之江区南港南5ノ2ノ48に位置し、敷地面積は約10万平方b。新築する施設は▽大動物棟(鉄骨造2階建て延べ9500平方b程度)▽小動物棟(同6250平方b程度)▽関連施設(鉄骨造平屋2500平方b程度)▽病畜棟(同184平方b程度)▽洗車場・おがくず置き場(同220平方b程度)―の5施設。
 また、減築・大規模改修の対象となるのは本館棟で、既存規模は鉄筋コンクリート他造2階一部3階建て延べ約2万3340平方b。
 基本設計と発注支援業務などはピーピーアイ・大建設計共同体が担当。