トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/03/28

【石川】日本海側のトップランナーに/谷本正憲知事が所信表明/県議会臨時会 

 18年第2回石川県議会臨時会は27日開き、11日投開票の県知事選で7選を果たした谷本正憲知事が所信表明を行った。
 同日から7期目の任期がスタートした谷本知事は「私に課せられた使命の大きさと、責任の重さに改めて身の引き締まる思い。初心を忘れることなく精進を重ね、職員とともに誤りなき県政のかじ取りに全力を尽くし、県民の負託に応えていく」と抱負を述べた。
 2年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催や、その3年後には(北陸新幹線の)敦賀開業という第2の開業が到来するなか、「石川県の今の勢いをいかにして持続、拡大させるかが今後の大きなテーマ」とし、「これを実現していくことにより、石川県を日本海側のトップランナーとして飛躍発展させる決意」とも語った。加えて「北陸新幹線はもとより、道路や港湾などの整備をさらに進め、交流を一段と盛んにするほか、県政の基本である県民の安全安心も高める」との意向を示し、「県政の諸課題に積極果敢に立ち向かい、安心と躍動が進化するふるさと石川の実現に向け、全身全霊を傾けていく」と強調した。
 本会議後、谷本知事は6月補正予算案について「各部署には大いに創意工夫してもらい、現下の色んな課題にしっかり対応できるような、内容のある事業を予算に反映させていく」と述べた。

第100代議長に作野広昭氏新副議長は焼田宏明氏

 同日の県議会臨時会では、米澤賢司議長、山口彦衛副議長の辞職に伴う正副議長選が行われ、第100代議長に作野広昭氏(61)=自民、4期=、111人目の副議長には焼田宏明氏(60)=自民、2期=を選出した。
 議長選で、作野氏は投票総数43票中42票を獲得し、佐藤正幸氏が1票だった。就任あいさつで作野議長は「山積する県政課題に対し、執行部としっかり議論を深め、切磋琢磨しながら取り組んでいく。また、議会の円滑な運営に努めるとともに、県勢の発展に全力を尽くす」と語った。
 作野氏は金沢工大土木工学科卒。旧松任市議3期、1999年4月の県議選で初当選。2010年12月から白山市長を1期務め、15年4月の県議選を経て通算4期目。県議会では副議長などを歴任。白山市上小川町在住。
 一方、副議長選で焼田氏は投票総数43票中34票、吉田修氏が9票を獲得した。焼田副議長は就任あいさつで「作野議長をしっかりと補佐し、円滑な議会の運営と、開業4年目を迎えた北陸新幹線の開業効果を能登や加賀まで届くよう、精一杯努力していく」と述べた。
 焼田氏は金沢経済大経済学科卒。11年4月の県議選で初当選。これまでに厚生文教委員長などを歴任。津幡町庄在住。

hokuriku