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建通新聞社(中部)
2018/03/28

【岐阜】美濃加茂市の新庁舎建設 上期にプロポで基本計画

 美濃加茂市は、新庁舎建設の基本構想をまとめ、新庁舎に必要な延べ床面積を8800平方b、敷地面積を1万平方bと試算した。これを基に基本計画を策定するため、業務を2018年度上半期中にプロポーザル方式で委託し19年度までの2カ年でまとめる。同業務で建設予定地を絞り込むとともに具体的な整備手法を示す。
 現庁舎の本館は築後56年が経過。駆体のひび割れや配管の劣化などが進み、耐用年数も残り9年となっている。また、屋外のスペースが手狭なことや窓口が離れていて不便なことが課題となっている。このため、新庁舎にもとめる機能として十分な広さとプライバシーを考慮した受付窓口の設置と合わせて、災害時にも機能する避難スペースの確保を盛り込んだ。
 また、建設候補地には、「現庁舎周辺」(敷地面積約1万2451平方b)などの他「JR美濃太田駅周辺」(敷地面積約9400平方b)、「美濃太田駅北側スーパー周辺」(山手町地内)、「前平公園」(岐阜県畜産試験場を含む敷地面積約1万6000平方b)の4カ所で検討している。
 用地取得と造成にかかる事業費を試算した場合、現庁舎と前平公園周辺の敷地は市有地のため用地取得が必要ないものの、造成が必要なため現庁舎の敷地造成には2000万、前平公園周辺は最大で14億円の造成費がかかるとしている。美濃太田駅と北側スーパー周辺は造成は必要ないものの、私有地のため用地取得に3億円がかかることを見込んだ。また、既設の本館と西館、分庁舎の解体費は1億1000万円を想定している。

提供:建通新聞社(2018/03/28)