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　食品加工製造業の大和（小松市串町３５番地１７、津田隆太郎代表取締役社長）は、同市の串工業団地で計画する工場「やまとセントラルキッチン増設工事」について、４月中旬の着工を目指し、施工者の選定作業を進めている。
　高齢者向けチルド惣菜や介護用ムース食、個人向け商品などの製造能力強化のため、現在地の本社工場西側に隣接し、工場を増設する。
　建設規模はＳ造平屋建て約３３００平方メートル。１０月の操業開始を目指す。総投資額は約１２億円を見込んでいる。設計はアルプデザイン（金沢市）が担当。
　同社は、１１年３月に串工業団地の県道串加賀線に面したＣ区画の一角を取得し、「やまとセントラルキッチン」を建設している。今回の増設により、惣菜の製造能力が現行から倍増し、１日あたり５万４０００食になり、取り扱う食品も増えるという。
　串工業団地は、小松市中心部から南西に位置しており、小松空港や北陸自動車道小松インターチェンジ（ＩＣ）、片山津ＩＣに近く、完売となっている。