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北陸工業新聞社
2018/03/30

【福井】3次元モデルで生産性向上/福井CIM勉強会初会合開く/整備局福井 

 近畿地方整備局福井河川国道事務所は28日、インフラ全体の生産性向上を目指し「福井CIM勉強会」の初会合を開き、県独自の3次元設計の在り方や納品データの確立へ可能性を探った。福井市花堂の同事務所で。
 会メンバーは有識者として本省のCIM導入委員も務める小林一郎熊本大特任教授や県測量設計業協会(上杉桂一氏)と県建設業協会(赤澤一夫氏)、CADベンダーとして福井コンピュータ(小田哲也氏)ほかアドバイザー2氏が参加。業界関係者も多数傍聴した。
 赤澤氏がICT活用工事の成果と課題を報告し、上杉氏と小田氏も現状を踏まえ2次元図面から3次元モデルを生成する手法などを紹介。意見交換では地方において3次元モデル導入の進展が遅く、その原因はICT工事で納品されたデータ活用が不十分などと明らかに。小林氏は「(移動手段が)馬車から車に変わって当たり前となったようにCIMも必ず普及する。工事用の小さな道路から実績を上げてみては」などと提案した。

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