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建通新聞社四国
2018/03/30

【徳島】国交省 新たに「那賀川かわまちづくり」を登録

 国土交通省は3月26日付で「かわまちづくり支援制度」に係る計画について全国22カ所を登録した。四国地方整備局管内では徳島県那賀町の「那賀川かわまちづくり」(長安口ダム周辺の環境整備)1件が新規登録された。四国管内のかわまちづくり登録件数は8件になった。
 那賀川かわまちづくり計画は、長安口ダム改造工事で発生した資材ヤードや貯水池仮設構台を活用し、ダム周辺を「長安口レイクパーク」として平常時は上下流交流や地域の憩いの場、災害時は地域の安心・安全の場に活用できる環境整備を行うことにより、「那賀川中流域」の水辺空間利用促進、上下流や都市部との交流促進を進め、地域の活性化を図るもの。四国地方整備局では、ダム堰堤直下で管理用通路や舗装工、転落防止施設などの整備を行い、那賀町が資材ヤード跡地を活用して情報発信施設や休憩所設備、植樹工の他、駐車場整備やWi-fi環境整備などを行う。
 かわまちづくり支援制度は、河口から水源地までの河川と、それにつながるまちを活性化するために市町村、民間事業者、地元住民と河川管理者が連携し河川空間とまち空間を融合した良好な空間形成を目指している。ソフト対策では優良事例に関する情報提供や、河川敷のイベント施設、オープンカフェの設置など、地域のニーズに応じた河川敷地の多様な利用を可能にする「都市・地域再生等利用区域」の指定などで支援する。
 ハード整備では治水、河川利用上の安全・安心に係る河川管理施設の整備により、まちづくりと一体となった水辺整備を支援する。

提供:建通新聞社