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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/03/29

【茨城】城里町が新ごみ処理施設/発注は従来方式で

 城里町は、下古内地内に新ごみ処理施設を建設する。既存施設の南側の土地を拡張し、2021年4月の供用開始を目指していく。建設工事の発注方法は従来の競争入札方式を想定し、早ければ9月議会へ契約締結に係る議案を提出したい考えだ。
 既存の環境センター(下古内1680)は、老朽化が進んでいるため、敷地南側の土地を取得して新たなごみ処理施設を整備する。
 整備するのは、ごみ処理施設(エネルギー回収型廃棄物処理施設)およびリサイクルセンター(マテリアルリサイクル推進施設)。工期は約30カ月を想定。
 ごみ処理施設の燃焼方式はストーカ式。処理能力は20t/日。国内では最も実績の多い方式であり、処理の安定性・信頼性が高く、電力や燃料等のエネルギー消費量が少なく、コスト面でも最も経済的であることから、同方式を選定。運転方式は、既存施設と同じ機械化バッチ式焼却炉とする。
 プラットホームは有効幅12m以上を確保。ごみピットは容量740立方m以上。余熱は場内給湯などに利用する。
 リサイクルセンターの破砕選別施設は3t/日(容器包装ごみ処理系列=1・87t/日、不燃・不燃系粗大ごみ処理系列=1・09t/日)とする。
 場内道路の幅員は6m、舗装構成はアスファルト舗装5p+路盤15pを基本とする。
 整備計画策定業務は国際航業叶戸営業所(水戸市)が担当。現在は敷地造成の実施設計を同社でまとめており、順調ならば4月中にもまとまる見通し。その後、造成工事を先行して発注する。
 造成面積は約5600uを見込む。造成レベルは現施設の敷地高相当とし、おおむね63〜64mとする。