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日刊建設工業新聞
2018/04/02

【鳥取】鳥取西道路開通に必要額/岩美道路は20億円

 2018年度予算の成立を受けて、国土交通省は30日、県内の道路関係事業の「カ所付け」を内示した。山陰道・鳥取西道路は総額86億円が配分され、予定通りの開通に道筋がついた。また、補助事業の国道178号岩美道路には20億0900万円が配分された。
 直轄道路事業は、同省が2月段階で示していた見込み額のほぼ満額が内示。鳥取西道路(鳥取西IC−吉岡温泉IC5・2`)に30億8000万円、鳥取西道路U期(吉岡温泉IC−瑞穂宝木IC5・9`)に30億7000万円、鳥取西道路V期(瑞穂宝木IC−青谷IC6・4`)に24億6000万円がそれぞれ配分された。
 これによって鳥取西道路は、鳥取西IC−浜村鹿野温泉IC間の年内開通が確実となり、来年夏までの全線開通も必要額が確保された。
 昨年、新規採択された北条道路・はわいIC−大栄東伯IC13・5`には17億5000万円。調査設計を中心に一部工事入りも期待できそうだ。国道183号鍵掛峠道路には5億7000万円の内示。
 追い越し付加車線の整備は、鳥取自動車道に18億2000万円、米子道路に3億2000万円が付いて橋梁下部工などを促進する。
 また、補助事業では岩美道路など5カ所に37億円が配分された。昨年度比33%増の大幅な伸び。岩美道路は20億0900万円で浦富高架橋の整備を推進するほか、昨年新規の国道313号北条倉吉道路(延伸)は2億円でジャンクション周辺の測量設計を進める。国道313号倉吉道路(1億1200万円)と同倉吉関金道路(7億0200万円)には計8億1400万円。埋文調査を優先しながら橋梁工事を継続する。国道181号江府道路には6億7000万円が決定し、このほど着工した宮ノ谷トンネルの掘削を推進する。


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