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建設新聞社
2018/04/03

【東北・宮城】フジタが業務代行予定者に/仙台市岩切山崎今市東の土地区画整理

 JR貨物・仙台貨物ターミナル駅の移転先隣接地である宮城県道8号仙台松島線(通称・利府街道)沿いで、流通業務施設の集積を見込む土地区画整理事業を計画している仙台市岩切山崎今市東土地区画整理組合設立準備委員会(野秀策委員長)は、公募型プロポーザル方式で業務代行予定者を選定した結果、フジタに決定し、3月29日付けで業務協定(覚書)を締結した。同プロポーザルにはフジタと戸田建設の2社が参加した。
 施行区域は、仙台市宮城野区岩切1丁目、岩切山崎、岩切今市東地内の約51f。国道4号バイパスから東側へ利府街道沿いに広がるエリアとなる。施行区域南側はJR東北本線の線路を挟んで仙台貨物ターミナル駅の移転先予定地になっている。
 土地利用計画は、利府街道とJR線路の間に位置し、現状は主に農地となっている一帯を流通業務施設用地とする。利府街道を挟み反対側は、店舗などが立地している現在の土地利用を生かした沿道サービス・業務施設用地として計画しており、さらにその西側に住宅用地や近隣サービス施設用地、公園などを配置する予定だ。
 今後の事業スケジュールについては、市街化編入に係る都市計画決定の告示を経て、現況測量や基本設計、環境アセスメント、組合定款および事業計画作成といった準備作業を進め、2020年12月の組合設立認可を目指す。21年ごろから造成工などに着手して25年ごろまで関連工事を行い、保留地処分を含む事業完了は26年12月を見込んでいる。
 本事業とJR貨物ターミナル移転の相乗効果により、新たな物流・流通拠点地区が形成されることで周辺地域の活性化が期待される。

 提供:建設新聞社