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建通新聞社(神奈川)
2018/04/04

【神奈川】フロール元住吉を着工 県住供の18年度計画

 神奈川県住宅供給公社は2018年度の事業計画と業務執行方針を公表した。フロール元住吉(北加瀬1・2)の建て替え事業は既存解体と建設工事に着手。住宅性能改善事業はアンレーベ横浜星川を対象に実施する。団地再編事業は二宮団地や不動が丘団地などが対象。また、業務執行方針では19年6月の次期経営計画(19〜21年度)の策定に向け、関係者調整などの準備を進めることを示した。
 フロール元住吉の建て替えは、川崎市中原区西加瀬176ノ1他の敷地面積5769平方bに既存する北加瀬第1・2団地を対象とするもの。数棟ある低層住宅を解体した上で、壁式ラーメンプレキャスト・鉄筋コンクリート造6階建ての住棟を建設する計画だ。住宅戸数は153戸。事業者は大成ユーレックに決まっており、20年2月の竣工を目指す。
 同住宅についてはまた、住宅管理と住民のコミュニティーサポート業務を担う事業者「守人(もりびと)」制度を導入することになっている。一般賃貸住宅での有人管理は公社として初めて。
 アンレーベ横浜星川(横浜市保土ケ谷区)での住宅性能改善は、1棟32戸を対象とする。建物の長寿命化や商品価値の向上を目的とした取り組みで、各種改修などを行う予定。竣工予定は19年1月。
 団地再生への取り組みではこの他、竹の丸団地(横浜市中区)の開発・再編を進める。住友林業・馬淵建設グループが一戸建て住宅の建設・販売などを担う計画で、18年度は宅地造成などを実施する予定。
 再編事業のうち、二宮団地(二宮町)では、団地のコンパクト化や住宅のリノベーションを通じ、周辺地域を含めた魅力の向上につなげる。不動が丘団地(川崎市高津区)については8・9号棟の跡地活用(対象面積約4000平方b)に向けて、課題整理や基本計画の準備を進める方針だ。さらに、春日台・伊勢原の各店舗跡地でも利活用を計画しており、解体工事を行うことにしている。
 この他、少子高齢化が進行する郊外型大規模複合団地を対象に、若年層の流入やコミュニティーの維持に向けた取り組みを進める。対象は若葉台団地(横浜市旭区)と相武台団地(相模原市南区)。
 賃貸管理事業については、住宅管理で一般賃貸住宅117団地1万3786戸など、施設管理で施設61カ所・駐車場1万3814台分を対象に実施することにしている。

提供:建通新聞社