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建設経済新聞社
2018/04/04

【京都】福祉系3センターの一体化施設 約25m敷地後退し建物配置

 京都市は3日、地域リハビリテーション推進センター(旧身体障害者リハビリセンター)、こころの健康増進センター及び児童福祉センターの施設一体化整備事業に係る配慮書案を明らかにした。
 福祉系3施設の耐震性能不足、老朽化に対応するため、一体化整備により連携体制を強化する。各専門職員が1ヵ所に集結する専門的中核機関として、市民に身近な窓口である区役所・支所の保健福祉センターをはじめ、全市的な相談支援体制の充実を図る。一体化施設の規模は延約1万1940u。
 建設予定地は中京区壬生東高田町1−20他で敷地面積は現・京都市衛生環境研究所(市衛環研)4380uと元こころの健康増進センター跡地1590uを合わせた計5970u。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
 @案の東西軸配置(東西軸を長手方向として、北から駐車場、計画建物、園庭を配置)とA案の南北軸配置(南北軸を長手方向として、東から駐車場、計画建物、園庭を配置)を検討。@案のほうが環境により影響を与えない計画であると想定されるとした。
 @案は北側道路(松原通)から約25mセットバックして計画建物を配置する。建物高さは20m。
 工事車両出入口は既存の出入口を使用することが可能。
 市は30年度当初予算の一体化整備事業に2140万円を新規計上するとともに、債務負担2億2400万円を設定した。30年度は京都市立病院北側の建設予定地で既存建物のダイオキシン、アスベスト調査、土壌汚染事前調査、埋蔵文化財調査を行う。
 31年度以降に設計着手、建設予定地の既存建物の解体、新築工事等を進める。
 総事業費(新築工事、解体工事、基本・実施設計、各種事前調査等を含む)は約58億円を見込む。
 基本計画は東畑建築事務所(大阪市中央区)。