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建通新聞社(中部)
2018/04/05

【岐阜】岐阜羽島ごみ処理施設 既存解体と次期施設環境アセス

 岐阜羽島衛生施設組合(岐阜市、羽島市、岐南町、笠松町で構成)は、既設ごみ処理施設解体撤去などの工事費を2018年度当初予算に盛り込んだ。併せて債務負担行為の設定も行っており、21年度までの3カ年の工事費は12億円余りとなった。夏ごろから年内に発注を見込んでいる。
 18年度予算は5億2970万円で、施工監理や家屋調査に2067万円、解体撤去費に1億4904万円、し尿処理施設の重金属汚泥搬出調査や施設長寿命化計画の策定に945万円を付けた。
 工事や業務に伴う債務負担行為で解体撤去の限度額に10億5623万円、同施工監理に1967万円を設定した。ともに21年度まで。
 解体するごみ処理施設の規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ5548平方b。設備は、ごみ計量機2基、ごみ投入扉4基、給じん装置3基、流動床式焼却炉3基など。解体後の跡地の利用方法は今のところ未定。所在地は岐阜市境川5ノ147。

次期ごみ処理施設 環境影響調査委託へ

 岐阜羽島衛生施設組合は、次期ごみ処理施設に対して18年度当初予算に環境影響調査などとして5104万円を付けた。債務負担行為では、20年度までに1億7731万円を設定した。
 概算建設費は134億〜143億円。18年度から環境影響評価を行い、19年度以降に施設の基本・詳細設計やPFI導入可能性調査などを行う。事業者を22年度の早期に選定し、24年度に工事着手する見通し。稼働は28年度を目指す。
 規模は日最大132d。建設地は福寿町平方地内の平方第2土地区画整理事業の保留地約3f。ごみ処理方式は焼却とガス化溶融。焼却施設はストーカ式と流動床式、ガス化溶融施設はシャフト炉式と流動床式。
 また、次期ごみ処理施設整備基本計画案に対するパブリックコメントを1月5日〜2月5日まで募集した結果と考え方について公表した。6件の意見があり、この意見を反映し、社会的背景が不明な点やごみの収集範囲を岐阜市南部としていたのを三里、茜部、鶉、市橋、厚見と且格小学校区の一部区域、柳津小学校区一円にするなどと計画案を修正した。

提供:建通新聞社(2018/04/04)