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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/04/05

【茨城】東海村が舟石川に統合こども園/幼保施設再編へ基本計画案

 東海村は、保育所および幼稚園の再編に関する基本計画の原案をまとめた。再整備の対象とするのは、建設から40年が経過した4施設(舟石川幼稚園、舟石川保育所、石神幼稚園、須和間幼稚園)。舟石川幼稚園と舟石川保育所は統合して新たな認定こども園を建設する。計画では2021年度から建設工事に着手し、23年度の供用開始を目指す。石神幼稚園は石神小学校の空き教室へ移転し、須和間幼稚園については5年後をめどにあらためて方針を検討する。

 村には現在、7つの公立幼保施設がある。このうち4施設は耐震性能は確保されているものの建築後40年が経過しており、機能的な耐用年限に達した公共建築物と位置づけられている。
 村では、若い世代が安心して子育てができる環境をつくるため全ての村立保育所、幼稚園、認定こども園のあり方と今後の方向性をまとめた再編整備基本計画案を策定。再編への方向性を示した。
 再編整備に関する基本的な方針としては、原則として建築後40年が経過した施設を対象とする。再編により新たに整備する施設は、基本的に教育認定および保育認定の各利用定員を設ける幼保連携型または幼稚園型の認定こども園とする。
 対象施設のうち、14年度建築のとうかい村松宿こども園(村松3370―1)、1997年度建築の百塚保育所(豊岡1831―2)、88年度建築の村松幼稚園(村松北1―4―1)は、現行の機能を維持しながら施設を存続させる。計画的な改修を実施することで、施設の長寿命化を図る考えだ。
 一方、機能的な耐用年限に達した公共建築物と考えられる舟石川幼稚園(舟石川453)、舟石川保育所(舟石川576―27)、石神幼稚園(石神外宿945)、須和間幼稚園(須和間440)は再編整備の対象とする。
 現在の石神幼稚園の規模はS造平屋、594u。児童数は06年をピークに減少傾向にあるが、地域的な一定の利用ニーズがあることを踏まえ、幼稚園機能を維持・存続させた上で石神小学校の空き教室を有効活用する。計画では18〜19年度に同小学校との協議や個別計画の策定などを進め、20年度に設計、21年度に改修工事を行う。供用開始は22年度を目指す。
 舟石川幼稚園と舟石川保育所については、変化する住民のニーズに対応するため、従来の概念や枠組みを超えた幼保連携型認定こども園を建設する。
 現在の施設規模は、舟石川幼稚園がS造平屋、716u。敷地面積は3275u。舟石川保育所がS造平屋、490u。敷地面積は2323u。両施設とも現在の敷地は狭隘で、認定こども園の建設に十分な敷地面積が得られないことから、舟石川・船場地内で新たな建設用地を確保する。施設定員は91人とする。
 整備スケジュールは、18年度から建設場所の検討や個別計画の策定、用地取得などに着手。20年度に基本・実施設計を、21年度に造成工事を、21〜22年度で建設工事を実施。23年度の開園を目指す。
 須和間幼稚園は現在の規模がS造平屋、731u。大規模な宅地開発が進む地域であることから児童数の推移が不安定であり、将来需要の予測が難しい。
 中長期的には減少傾向に進むことが予想されるが、村全体では保育ニーズが高まる傾向であることを鑑みて、5年後をめどに方針をあらためて検討する。現行機能の維持やこども園への移行を視野に入れつつ、児童数の減少が著しい場合には他の幼保施設へ分散統合することも検討する。
 なお、再編整備対象施設の跡地利用については、他用途への転用や民間事業者への活用などを検討する。