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建設新聞社(長崎)
2018/04/06

【佐賀】東よか干潟拠点施設 18年度に実施設計

東よか干潟環境保全及びワイズユース検討協議会
   展示棟と展望棟の2棟構成 18年度は用地造成も

 東よか干潟環境保全及びワイズユース検討協議会(会長・石丸義弘シチメンソウを育てる会会長)は27日、2017年度第2回会合を佐賀市東与賀支所で開いた。事務局が提示したワイズユース計画と拠点施設整備案を確認し、全会一致で承認。拠点施設は展示棟と展望棟の2棟で構成し、18年度に施設整備に係る実施設計と用地造成を行う予定としている。基本設計段階の外観イメージ
 拠点施設の延床面積は約700平方bで、展示棟は木造1階建て、展望棟は鉄骨造2階建て。展示棟には事務室と会議室のほか、物販や展示を行うスペース、図書コーナー、キッズコーナーを整備する。展望棟は2階部分を開放空間とし、シチメンソウヤードや干潟を広く見渡せる高さとする。
 また、基本設計段階における外観イメージが提示されたが、今後の実施設計にて変更となる可能性がある。特に、展望棟の外壁や展望デッキについては、沿岸沿いという立地条件などを踏まえて詳細を検討する。拠点施設の整備予定箇所
 施設整備予定地は、佐賀市東与賀町大字田中地内(佐賀市干潟よか公園西側)の国有地。東与賀海岸堤防法線から陸側へ61bの耐震構造必要断面ライン(堤防が安定となるために最低限必要な押さえ盛土断面)以北に建設する。
 今後の整備スケジュールは、18年度に建築実施設計、展示実施設計、建設予定地周辺の樹木伐採(6月ごろ)と造成工事(秋ごろ)を実施。19年度に建設と外構工事、展示物制作を行い、20年度の開館を目指す。
 市は18年度当初予算の中で、施設整備に係る実施設計委託料3700万円と、用地造成工事請負費4900万円を計上している。施設の用地面積は約1500平方b。ksrogo