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建通新聞社
2018/04/11

【大阪】住之江工場更新事業 タクマグループを選定

大阪市・八尾市・松原市環境施設組合は、住之江ごみ焼却工場の更新・運営事業を委託するため総合評価一般競争入札を行い、最優秀提案者をタクマグループに決めた。落札金額は364億5000万円(税込み)だった。
 タクマグループの代表企業はタクマ(本社尼崎市)。構成企業は鴻池組(大阪市中央区)とタクマテクノス(本社東京都中央区)の2社。入札には同グループのみが参加していた。
 同事業には、民間事業者が設計・建設・運営を行う「DBO方式」を導入する。今後、事業者契約を結び、2019〜23年度に更新工事を行い、24年度からの稼働開始を目指す。民間事業者による運営期間は、更新後20年間を予定している。
 住之江工場は、新なにわ筋の近くで木津川左岸に接し、西成区と住之江区の区境(大阪市住之江区北加賀屋4ノ1ノ26)に位置する。現在の建物を一部流用し、内部の設備のみを更新する計画。
 現行のごみ処理能力は日量520d。更新では400d程度(日量200d×2炉)にサイズダウンする。既存施設の屋根を取り払い、プラント設備を入れ替える方法をとる。既存設備は更新工事に向け、15年度末から稼働を休止している。
 同組合が管理する7カ所のごみ焼却工場は、建て替えか設備更新を順次進めていく計画。先行する住之江工場に続き、鶴見工場、西淀工場、八尾工場、舞洲工場、平野工場、東淀工場の順に稼働を停止し、1工場ずつ更新する予定。住之江工場と鶴見工場は設備更新。他の5施設の更新方法は現在のところ未定。