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北陸工業新聞社
2018/04/11

【石川】来年度着工へ工法再検討/金沢国際ホテル本館耐震改修/大額/西井構造(浜松)が設計 

 ホテルやブライダル事業を展開している呉竹荘グループ(静岡)の金沢国際ホテル(金沢市大額町、山下智司社長)は、「本館耐震改修工事」を計画しており、当初は今年度の実施を予定していたが、年度内にブライダルの予約が多いことなどを考慮し、金沢市と協議を進め、2019年度着工に変更した。
 計画によると、本館で耐震改修工事が必要な個所は、同ホテルの顔となる1階エントランス(吹き抜けのラウンジ、ロビー部分)および、2階の大宴会場となっている。昨年度、西井構造設計事務所(静岡県浜松市中区)で耐震設計を完了させ、工期として4カ月程度を想定している。
 耐震改修を進めるにあたり、ブライダル予約に十分に配慮することが必要になるため、今年度の実施を見送ったが、工事期間中も休業できないため、ホテル営業にできるだけ支障のない工法が必要で今後、耐震設計の内容を再度精査し、技術的検討を加え、来年度の着工に備える構えだ。
 金沢国際ホテルの本館は1981(昭和56)年に建設。S造およびRC造8階建て延べ1万1526・14平方メートル。客室数は100室で、9つの宴会場があり、神殿やチャペルを有し、ブライダルニーズが高い。

hokuriku