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西日本建設新聞社
2018/04/13

【熊本】建麗会2年目スタート パンフ作成や女子高生交流など計画

 県内建設産業に携わる女性の集まり「くまもと建麗会(森山澄江会長)」は6日、上通りの同仁堂スタジオライフで意見交換会を開き、2018年度の事業計画として▽工業系高校女子生徒との交流会▽パンフレット作成▽ボランティア活動▽グッズ作成―などの実施を決めた。
 意見交換を前に、熊本県土木部監理課の前田賢一課長補佐は「皆さんにとって魅力ある職場にしていくことが、若い人が建設業を志して入職する大きな力になる。県としても前に進めるよう応援していく」と挨拶した。
 女子高校生との交流会は、i―Construction時代を見据えた最新技術を見学・体験してもらい、将来の方向性や目標を定めるヒントになるような情報を提供する。夏休み期間中に実施予定。
 パンフレットは、第一線で活躍している様々な職種を高校生や大学生などに紹介し、建設産業のイメージアップを図る。5月から取材を始め7月上旬にパンフレットを作成する。
 ボランティア活動は昨年と同様、熊本県建築協会の活動にあわせ11月に清掃を計画。グッズは、前回の意見・要望を踏まえ作業服に付けるお揃いのワッペンをつくる。
 このほか片付け講座や、子育ての悩み相談、子どもと一緒のバーベキューなどの意見も挙がり、今後検討していくことになった。
 女性に優しい職場事例の紹介では、「27歳の後輩の妊娠が分かった時、社長に交渉して出産後10カ月まで休み、1歳までは時短勤務にしてもらい嬉しかった」「私の現場だけ、仮設の現場トイレが香り付きトイレットペーパーに変わった。優しさを感じた」など発表した。今後、ラインなどを使って事例・情報を共有し、冊子にもまとめ発信していく。
 意見交換後は日焼け対策講座もあり、プロのメイクアップアーティストのアドバイスを受けながら、メイク落とし、化粧水や乳液の塗り方を実習した。森山会長は「お子さんを交えたイベントや、日焼け対策講座のように、日常業務と離れた女性ならではの催しも企画し、楽しめる会の運営に努めたい」と話す。
 建麗会は、昨年2月に28人の会員でスタートし現在59人。熊本県建設産業団体連合会会員企業に勤める女性であれば随時入会できる。

提供:西日本建設新聞社
公式フェイスブックページ:「記者 建設探訪