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日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/04/10

【埼玉】担い手確保・育成ネットワークが総会


 埼玉県建設産業担い手確保・育成ネットワーク(事務局・埼玉県建設産業団体連合会、会長=古郡一成連合会会長)の総会が3月29日、建産連研修センターで開かれ、昨年度の事業実施結果が報告されたほか、2018年度事業の実施計画を承認した。早期退職防止のための研修会・セミナーなどを充実。参加団体の総力で多角的に対策を打ち、入職の働き掛けを一層強化する。
  同ネットワークは、建設産業界における担い手不足の現状を打開するため、県内の関連団体に教育機関、職業訓練施設、国、県など行政機関を加えたメンバーで構成される。
  総会では冒頭、古郡会長があいさつ。構成団体の団結に基づいた地道な取り組みで確実な成果を上げるため、引き続き協力を要請した。
  17年度は総会後、計3回の幹事会を開催。その都度、進め方や今後の課題について積極的に意見を交えた。
  具体的には、県庁オープンデーへの参加、県内主要駅・ショッピングモールで行ったイベントによる情報提供、高等学校の進路指導教諭に対する研修会参加など、入職促進、職場定着・資格取得、女性活躍のテーマごとに各種事業を展開。特に現場見学会では小学校の女子児童と保護者を対象に、女性が活躍する現場を紹介。また県立高校の改修工事の現場では、総合評価の技術提案項目に『女性も働きやすい現場づくりの工夫』を入れた見学会を実施するなど、新たな工夫を試みた事業を実施してきた。
  引き続き18年度は、県営繕課、ウーマノミクス課との連携による女性技術者活躍モデル工事の建設現場見学会や、ドローン体験・実技研修会など各種見学会・研修会を計画。青少年課と連携した就労体験支援、配布用パンフレットの作成、インターンシップ受け入れ可能企業の情報提供、新入社員・フォローアップ研修、セミナー開催などを行う。