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北海道建設新聞社
2018/04/17

【北海道】「街の駅」を構想 北見商議所と北見市観光協会

 北見商工会議所と北見市観光協会は、地域交流拠点施設「仮称・街の駅北見」の構想をまとめた。建設適地は北見ハッカ記念館周辺に設定。地元グルメのほか、農産物、海産物も提供・販売できる設備や、観光バスなどの大型車も利用できる駐車スペース、北見市の歴史・文化を学べる機能なども想定した施設を整備し、観光客を市内に呼び込むことを目指す。16日には、両団体が市に対して同施設整備に向けた要望を行った。
 仮称・街の駅北見は、観光による地域活性化を目的としており、機能を充実させることで、通常の道の駅などとは差別・区別化し、オホーツク圏の代表となる地域拠点施設を目指す。道の駅と似ていて異なる視点を持って整備された富良野市のフラノマルシェが参考になると考えている。
■ハッカ記念館周辺で店舗や美術館
 同施設には、@地域交流A情報発信B休憩C産業情報・商業施設DパーキングE災害対策支援F利便施設―などの機能を持たせることを想定。地域交流機能は北見ハッカ記念館周辺に立地することを想定し、ハッカ・ハーブの植栽展示、ハッカ蒸留教室などにより北見の産業や歴史を広めるもの。
 情報発信機能は、市内での祭りやイベント、道路交通、災害情報なども提供可能な総合インフォメーションとしての機能を求める。休憩機能は、多機能トイレや高齢者、乳幼児のおむつ交換スペースのほか、子どもが遊べる場所やポケットパークなどの整備も視野に入れている。
 産業情報・商業施設機能は、地元グルメの提供や農産物、海産物の販売店の開設を検討。パーキングエリアは、アスファルト舗装し、災害発生時の炊飯調理・入浴車両の活動拠点としての利用や、電気自動車充電スポットの配置を考えている。
 災害対策支援機能としては、ソーラー発電・充電、防災用品備蓄倉庫、非常用発電設備などの整備を描く。利便施設機能では、コインシャワールームや貸し会議室などの設置も想定している。
 整備地については、相内・東相内町方面、小泉・端野方面などの郊外地、郊外と中心市街地の中間地、北見駅前や中心商店街付近の中心市街地、北見ハッカ記念館周辺を候補として検討した結果、中心市街地やJR北見駅、市役所、市民会館などからも近く、多くの人が交流しやすい北見ハッカ記念館周辺を適地とした。
 用地規模は、施設の全体配置計画やテナント数によっても変動があるほか、施設の建設計画、経営計画の具体的な立案の中で検討するとし、今後の検討課題としている。
 これらの構想を踏まえ、市側が検討を進める際の参考資料として、施設を3ゾーンに分割した段階的な整備案も示した。
 第1次整備ゾーンは「香りのエリア」とし、協同組合オホーツクウッドピアのCLTを利用したW一部S造、2階建ての施設を建て、体験・展示機能や大型駐車場などを設ける想定で、施設整備は市、または官民連携を視野に置く。
 第2次整備ゾーンは「まるごとオホーツクエリア」とし、2階建ての多目的レセプションホールと野外多目的広場を整備する想定で、1階はミニコンサート会場や市民集いの場、2階は貸しホールなどを考えている。同ゾーンは民間による整備を想定している。
 第3次整備ゾーンは「歴史と文化のエリア」とし、現在、JA関係団体と民間企業の倉庫群として利用されている地域に、ハッカ畑や開拓資料館、美術館などの整備を想定した。また、カーリングホールなど、今回の構想に含まれていないが、需要が高い事業の展開地域としての利用も考えられるとしている。
 北見市観光協会の担当者は、この整備案について「あくまで民間側としての施設整備の希望を示したもの」と説明。段階的な整備については、「3度リニューアルすることで、集客面でもインパクトがあるのでは」と話している。