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建通新聞社四国
2018/04/17

【高知】高知県の県営住宅全面的改善 宇治団地を年内 船岡南団地は設計着手

 高知県土木部は、県営住宅の全面的改善事業として、宇治団地1号棟と2号棟の工事を棟ごとに建築主体、電気設備、機械設備に分離し、年内にも一般競争を公告する。また船岡南団地で新規着手するため、基本設計を上半期中に外注し、そのうちの2〜3棟を対象とした実施設計を早ければ年度内に外注する。
 宇治団地1号棟と2号棟の規模は、両棟とも鉄筋コンクリート造5階建て延べ1516平方bで、30戸を配置。老朽化に伴い各戸の内装や設備を全面的に更新し、鉄骨造の階段と廊下を新設、現在の階段型から片廊下型に改修する。またこれまで設置されていなかったエレベーターも新設する。
 2018年度当初予算には工事費2億8113万円を計上し、19年度の債務負担行為として6億3629万円を設定した。
 同団地では、15年度から毎年2棟ずつ全面的改善工事を進めており、今回の2棟で全ての工事が完了する。場所はいの町枝川1328ノ3。実施設計は若竹まちづくり研究所(高知市)が担当。
 船岡南団地は、鉄筋コンクリート造5階建てが4棟、プレキャスト鉄筋コンクリート造5階建てが3棟あり、7棟を合わせた床面積は1万3662平方b。各棟に30戸配置している。1980年に建設され、老朽化が進んでいるため、宇治団地と同様の工事を計画している。
 18年度は、全棟を対象に基本設計を外注・完了した後、2〜3棟に絞り込み実施設計を外注する。19年度は、18年度に実施設計を行った棟を対象に工事発注し、残り4〜5棟のうち2〜3棟で実施設計を並行して進める。18年度当初予算には、設計委託料926万円、地質調査委託料971万円を計上。場所は高知市神田207。

提供:建通新聞社