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建設経済新聞社
2018/04/20

【京都】新庁舎等基本設計プロポ 7月に特定、契約めざす

 八幡市は19日、「八幡市新庁舎及び敷地環境整備基本設計業務」について公募型プロポーザル方式で公告した。
 現庁舎の老朽化等のため、現庁舎敷地の八幡市八幡園内、高畑地内の約2万6300u(水路占用部分含む)で建て替える計画。
 プロポでは、@新庁舎(新本庁舎及び新別館)は2022年5月までに業務開始を目指しているA分庁舎は存置とし、新築規模は新本庁舎が延約1万1500u程度、新別館が延約650u程度を目安B新庁舎建設から既存庁舎及び敷地環境整備までの工事費の上限の目安を65億円(税抜)C市議会庁舎整備検討特別委員会からの提言を反映D防災面において、「施設整備の考え方」及び「防災拠点としての機能検討」の内容について十分配慮し、特に内水氾濫時及び木津川決壊時の対策を明確にする。なお現本庁舎の地下部分は雨水貯留槽として敷地西側の水路(旧大谷川)からの流入を想定E敷地内の既存建物(文化センター、減築等を行う現本庁舎)や市民広場との連携、一体利用について、活用方法を含め具体的に提案するF新庁舎の設計にあたっては「八幡市公共施設等総合管理計画」を踏まえた提案を行うG新庁舎の効率的な管理運営のために、BIMを用いたファシリティマネジメントのシステムの構築、導入を目指している。そのシステムに用いるために、基本設計段階からBIMを用いることが望ましい−の条件を踏まえ、技術提案を行う。
 プロポの参加資格は▽建築士法第23条の規定による一級建築士事務所の登録▽29、30年度八幡市測量等コンサルタント業務入札参加資格者▽直近2ヵ年間の建築関係建設コンサルタント業務の年間平均実績高が25億円以上▽「ア・新築部分の延べ面積が6000u以上」「イ・新築部分に議会機能を含む」「ウ・2003年(平成15年)4月1日以降に竣工した庁舎」の条件全てを満たす庁舎の基本設計又は実施設計を元請で受託した実績等。
 第一次審査(書面審査)で第二次審査(ヒアリング審査)に進む対象者を5者程度選定する。八幡市プロポーザル方式実施要綱に基づき評価委員会を設置する。評価委員会は委員長が門内輝行大阪芸術大学芸術学部建築学科学科長教授及び京都大学名誉教授、委員は藤谷秀雄神戸大学工学研究科建築学専攻教授、寺地洋之大阪工業大学工学部建築学科学科長教授、橋寺知子関西大学環境都市工学部建築学科准教授、足立善計八幡市理事兼総務部長の計5人。
 予定スケジュールによると、4月25日に現地見学会を開催(事前申し込み必要)。4月26日〜27日に参加表明書交付、受付。5月10日に選定・非選定を通知し、技術提案書提出要請通知を発送する。5月11日に現地見学会を開く。6月22日に技術提案書の提出を締め切る。6月28日に第一次審査(書面審査)を開き、6月29日に結果通知を発送する。7月4日に第二次審査(ヒアリング審査)を開き、7月9日に特定・非特定を通知する。7月上旬に特定者の見積書提出を締め切る。7月中旬に契約を締結し、7月下旬に特定結果の公表、技術提案書の公表を行う。
 契約期間は31年4月30日まで。
 提案限度額は5122万5000円(税抜)。
 別途「八幡市新庁舎及び敷地環境整備詳細基本設計業務」の委託を検討している。
 プロポ担当は八幡市総務部総務課(рO75−983−1111)。