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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/04/23

【茨城】結城市が新庁舎着工へ/18年度県西地区主要建築計画

 県西地区の市町などで2018年度に計画されている建築関係の主要事業をまとめた。筑西市では国と共同で整備する国道50号下館バイパス沿いの道の駅について造成工事を進め、夏ごろにも本体工事に着手する。結城市ではいよいよ新庁舎の建設工事に取り掛かる予定で、20年度中旬ごろの完成を目指していく。このほか常総市が2中学校屋内運動場長寿命化、八千代町が新給食センター建設などを予定している。

 県西地区の主要建築計画は次のとおり。
 【筑西市】
 ◆道の駅整備事業=川澄地内の国道50号下館バイパスと県道高田筑西線の交差点南西部に、市と国土交通省常陸河川国道事務所の共同で整備する。市が直売・レストラン棟、カフェ棟、情報提供・ベーカリー棟、交流棟、国がトイレ、交差点部を整備し、敷地造成と駐車場整備は分担して実施する。造成工事を進め、夏ごろにも本体工事に着手する見通し。19年8月の開業を目指していく。18年度事業費は16億3153万4000円。
 【結城市】
 ◆新庁舎建設事業=市民文化センターアクロス南側駐車場の用地(A約1万6122u)に建設する。規模はS造5階建て(塔屋1階)、延べ約1万360u、高さ約27mを想定。実施設計は葛v米設計(東京都江東区)が担当。早ければ5〜6月にも公告し、11月ごろにも着工したい考え。20年度中旬ごろの完成を目指す。当初予算には3カ年継続費50億310万円(18年度=5億31万円、19年度=35億217万円、20年度=10億62万円)を措置した。
 【常総市】
 ◆中学校屋内運動場長寿命化事業=水海道中と水海道西中の屋内運動場を改修する。水海道中の屋内運動場は1972年に建てられ、RCおよびS造2階建て、延べ1451u。4月11日に長寿命化工事を公告し、開札は5月17日を予定。一方の水海道西中は71年築のS造2階建て、延べ1308u。事業費は両校合わせて3億7440万円。
 【坂東市】
 ◆岩井公民館大規模改修事業=老朽化が進む公民館で大規模改修を実施する。工事は2カ年とし、18年度は外壁関係を、19年度は照明器具や空調設備関係をメインに改修する。施設概要は81年築のRC造2階建て、延べ2743u。18年度事業費は7030万円。
 【下妻市】
 ◆下妻中学校改築事業=4月に迎えた新校舎の開校に伴い、部室棟(S造2階建て、延べ367u)と駐輪場(S造平屋、1190u)の改築に着手する。工事費に3億3413万2000円(部室棟=1億8483万2000円、駐輪場=1億4930万円)、工事監理委託に504万3000円。
 【八千代町】
 ◆新給食センター建設事業=若地内の用地(A約4950u)への移転・建て替えを計画。新施設はS造、延べ1500u程度を想定。基本・実施設計は潟tケタ設計茨城事務所(つくば市)が担当。2カ年継続費8億7350万4000円(18年度=2億6205万1000円、19年度=6億1145万3000円)を措置し、18〜19年度で整備する。
 【境町】
 ◆第2期地域優良賃貸住宅整備事業=17年度の第1期整備に引き続き、18年度は第2期を実施する。PFIのBTO方式を採用し、境町字宮久保679ほか3筆の約3120uに、26戸の住宅棟などを整備する計画。現在は民間事業者の公募型プロポーザルを進めており、順調ならば6月議会に契約議案を諮る見通し。事業費は3億1173万9000円。
 【筑西広域市町村圏事務組合】
 ◆筑西消防署川島分署建設事業=国道50号バイパスと県道船玉川島停車場線の交差点付近(A2509u)に建設する。新庁舎の規模はRC造2階建て、延べ1350u程度を想定。年度後半にも建設工事を公告し、工事は18〜19年度にかけて実施する計画。18年度事業費は3億6520万円。