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建設新聞社(長崎)
2018/04/25

【佐賀】佐賀駅周辺整備 南北広場を交流空間へ

佐賀駅周辺整備基本計画策定会議
  2018年度に基本計画策定

 佐賀駅周辺整備基本計画策定会議(座長・荒牧軍治佐賀大学理工学部名誉教授)は13日、佐賀市役所で第2回会合を開いた。2017年度内としていた計画策定期限を18年度末に延長することを承認。北口と南口の駅前広場を交流創出の空間へと再整備することや、駅北側の市道三溝線の整備方針を確認した。
 会議の冒頭、整備方針の検討にあたり、整備範囲といった条件面の前提となる関係者会議を丁寧に進める必要があると事務局が説明。当初は17年度内としていた基本計画の策定時期を、18年度末まで延長することを全会一致で承認した。駅前広場の整備イメージ(北口)
 駅前広場の整備では、街をつつむ「のびやかさ」が感じられ、賑わいを生む空間とすることなどのコンセプトを設定。実現に向け、4つの整備方針を@まちの顔となる空間の配置A滞留・交流空間の配置B拠点エリア方面への誘導C交通機能の再配置―とまとめており、来訪者が快適に時間を過ごせる交流空間としての広場配置などを行う。
 現状の駅前広場の面積は北口約2800平方b、南口約5200平方bで、タクシーや駅利用者を送迎する車の停車場となっている。整備範囲については、関係者と協議しながら検討していく。
 一方、駅北側の市道三溝線は付近に県がアリーナ新設などを計画していることを踏まえ、駅から新たな文化・スポーツ拠点への主要なアクセスルートになると想定。また、現状の課題として「通行が道路東側に集中しており、自歩道内で歩行者と自転車が混在している」、「歩行者を避けた自転車が車道に飛び出して危険」、「4車線の車道だが右折レーンがなく、右折待ちの車両による追突事故の発生が懸念される」などを挙げた。
 課題の解決に向け、安全・安心の実現を整備方針に設定。歩行者と自転車の通行空間を分離し、誰もが使いやすいユニバーサルデザインに配慮した歩行空間を整備する。車道には右折レーンを設ける。具体的な整備内容については、地元との意見交換や社会実験を行いながら検討していく。
ksrogo