トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2018/05/02

【東京】中央区 晴海四丁目施設は日本設計

 中央区は、月島・晴海地区の人口急増による新たな行政需要に応える施設として計画する「晴海四丁目施設」の設計者選定で、公募型プロポーザル方式による審査の結果、日本設計(新宿区)を委託業者に決めた。契約額は3億1954万2840円(税込み)。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の終了を待って東京都から取得する土地約6300平方bに、5階建て延べ約1万2000平方bの複合施設を建設する。
 プロポには同社を含む6者が応募し、全て二段階審査に進んだ。区が計画するのは@認定こども園(幼保連携型・定員450人、面積約3000平方b)A特別出張所(面積約700平方b)Bおとしより相談センター(面積約100平方b)C保健センター(面積約2300平方b)D図書館(面積約2000平方b)―などを複合化した施設。規模は地下1階地上5階建て程度、延べ床面積は1万2000平方bを見込む。
 18年度から都市計画の手続きとともに基本・実施設計を進める。順調なら21年度に着工し、23年4月の開設予定だ。
 月島地区や晴海地区では近年、定住人口の増加が続いている。10年後には月島地区で2・2万人、晴海地区で1・6万人の人口増が予想されている。
 これに伴い懸念されるのが、既存の行政サービスの集中利用や利便性の低下といった問題だ。このため区は、公共施設が整備可能な晴海四丁目の都有地(晴海4ノ8ノ9)を取得し、複数の機能が入る公共施設を整備することにした。

提供:建通新聞社