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宮崎建設通信社
2018/05/07

【宮崎】落札率は工事上昇、業務下降 県の17年度契約結果

 宮崎県は1日、公共三部に於ける2017年度の入札・契約結果(17年4月〜18年3月)を明らかにした。年間の平均落札率は、建設工事が91・2%、業務委託が86・5%。前年と比較して、建設工事は0・5ポイント上昇し、業務委託は0・5ポイント下降した。受注額(落札価格の合計)は、建設工事が457・3億円で前年比56・2億円減、業務委託が93・6億円で同0・3億円減となった。
 建設工事は、一般競争で1394件、指名競争で210件の計1604件を契約。予定価格の合計(以下、予定価格)503・2億円に対し、落札価格の合計(以下、落札価格)は457・3億円で、平均落札率は91・2%となった。落札率は前年比で0・5ポイント上昇したが、落札価格は同56・2億円の大幅減となった。
 落札率を入札方式別に見ると、一般競争は91・1%、指名競争は92・1%で、前年と比較していずれも0・5ポイント上昇した。総合評価落札方式は、一般競争の約4割にあたる564件に適用。落札率は前年比0・2ポイント増の90・9%となった。
 工種別では、契約件数が最も多かったのは土木一式の734件で、落札価格は291・3億円(前年比50・0億円減)。このほか、舗装が294件で落札価格42・2億円(同5・6億円減)、とび・土工が270件で落札価格53・3億円(同5・3億円減)と続く。建築一式は50件を契約し、落札価格は14・0億円(同1・7億円減)だった。
 予定価格帯別の契約件数は、1千万円〜2千万円が最多の439件。250万円〜1千万円が418件、2千万円〜3千万円が208件、3千万円〜4千万円が169件、4千万円〜5千万円が122件、5千万円〜6千万円が80件、7千万円〜8千万円が78件、6千万円〜7千万円が44件と続く。1億円以上の工事は36件を契約した。
 業務委託は、一般競争で554件、指名競争で929件の計1483件を契約。予定価格107・8億円に対して落札価格は93・6億円で、落札率は86・5%だった。前年と比べて、落札率は0・5ポイント下降し、受注額は0・3億円の減額となった。
 落札率を入札方式別に見ると、一般競争は予定価格22・9億円に対して落札価格18・6億円で80・9%、指名競争は予定価格84・9億円に対して落札価格75・0億円で89・8%。一般競争と指名競争のいずれも、落札率は前年比で0・3ポイント下降した。
 契約件数が最も多かったのは建設コンサルの677件で、落札価格は62・4億円(前年比4・5億円減)。測量が340件で落札価格12・5億円(同2・2億円増)、地質調査が203件で落札価格12・2億円(同0・9億円増)、補償コンサルが185件で落札価格4・2億円(同0・4億円増)、建築設計が78件で落札価格2・2億円(0・7億円増)と続く。
 予定価格帯別の契約件数は、100万円〜500万円が790件(落札率86・1%)、500万円以上が693件(同87・0%)。業務全体に占める県内本店業者の契約率は、件数ベースで87・3%(前年比0・7ポイント増)、落札価格ベースで72・8%(同2・3ポイント減)となった。