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建通新聞社(中部)
2018/05/08

【愛知】名古屋市 市域西側幹線の更新検討に着手

 名古屋市上下水道局は、大治浄水場からの上水道幹線の配水ルートについて変更に向けた検討に着手する。名古屋駅周辺での再開発の動きや水需要の動向などを見据え、より効率的な幹線ルート網の構築を目指す考えだ。2018年度は基本計画を策定し、19年度以降の検討に備える。
 大治浄水場からの上水道幹線は、おおむね堀川よりも西側の市域に配水している。浄水場から出ている最初の幹線は、名西、臨港、庄内、荒子、富田、西部の6幹線で、他に区域内に複数の幹線がある。西部地域の配水量は市域全体の4割程度を占める。口径は西部幹線で900_。
 基本計画は「新西部幹線整備工事基本計画策定業務委託」として日本水工設計名古屋支社(名古屋市中区)に委託した。西部地域の将来的な水需要や名古屋駅周辺の再開発に伴う需要の変化などを見据え、より安定的で効率的な幹線ルート網の構築に向けた基本計画を策定する。
 大治浄水場からの上水道幹線網は、これまで部分的な補修などを行ってきたが、更新に向けた全体計画策定は今回が初めて。主に鍋屋上野浄水場から配水する市域東側の幹線は、随時更新を進めている。

提供:建通新聞社