トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社(長崎)
2018/05/09

【佐賀】佐賀市が電子納品の対象を拡大

土木一式C級のほか、舗装、測量設計のA級も
  設計・測量業務は全案件を対象に導入

 佐賀市は公共工事の管理図書を電子媒体(CD―R、DVD―R)で納品する「電子納品」の対象業種を2018年度から拡大する。土木一式工事C級や、舗装工事A級、とび・土工工事A級、設計・測量業務で電子納品を導入。舗装やとび・土工については20年度を目標にC級まで拡大する方針。
 同市では土木一式工事のS級からB級の案件(C級の一部案件)で電子納品を導入しているが、18年度から納品データの保管システムを新たに立ち上げるため、維持管理や災害復旧、修繕を除く工事で電子納品を導入していく方針。電子納品の対象は契約金額130万円以上(税込み)の案件となる。
 土木一式C級の工事については、18年度から全案件(一部の任意案件を除く)で導入する予定。舗装工事ととび・土工工事では18年度からA級案件で導入し、19年度にB級、20年度にC級へ拡大する。
 設計・測量業務に関しては18年度から全案件を対象に導入。このほか、鋼構造物や造園、浚渫、管などの工事についても、18年度から電子納品を任意とするが、電子納品の実施を施工条件とする工事発注を行う場合があるとしている。
 また、佐賀市上下水道局でも配水管布設工事を対象に電子納品を導入する。18年度はA級の全案件で実施し、B・C級の案件でも受注者による取り組み(試行)を予定。20年度からは全等級の案件に適用する。
    工事成績評定の創意工夫で2点加点
 同局では試行期間に限り、電子納品を推進する観点から工事成績評定で創意工夫の評価加点(2点)を行う。
 同市は、電子納品の拡大について、5月24日の業者説明会で解説する予定。ksrogo