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鹿児島建設新聞
2018/05/18

【鹿児島】鹿児島大学18年度施設計画/霧島リハビリセンターを譲渡

 鹿児島大学は、第3期(2016〜21年度)中期目標・中期計画に基づき18年度計画を策定した。主要事業は、霧島リハビリテーションセンターの土地および建物を譲渡するほか、海洋土木工学科棟等の耐震化および改修を着実に行い、教育環境改善も図る。また、PFI事業を導入した(郡元)環境バイオ研究棟等改修施設整備等事業は最終年度を迎える。
 基本的な方向性は、30年後の長期的な視点に立ち機動的に対応するため、教育研究活動の基盤となる施設整備計画を定めた「キャンパスマスタープラン2015」に基づき、機能的で質の高いキャンパス空間を創出する。国の財政措置の状況を踏まえ、教育研究施設7棟の耐震化および築30年以上の未改修建物の改善等を推進する。
 具体的には、主要団地以外のデザインガイドラインおよび地区計画に着手。また、教職員のための病後児保育を可能とする(郡元)保育施設(40人規模)を新営する。建物規模は軽量S造平屋建て351u。田川組(建築本体)、中外電工(電気設備)、興南施設(機械設備)が6月29日の工期で整備中。現在、20kw以上の太陽光設備設置に向けた入札手続きを進めている。工期は9月21日まで。
 施設整備は、(郡元)海洋土木工学科棟、(入来)管理棟、(郡元)機械工学科2号棟の耐震化および改修整備を着実に推進するとともに、(桜ケ丘)医歯学総合研究科棟2の第1期では耐震化等を実施する。
 長寿命化対策は、インフラ長寿命化行動計画(16年度策定)に基づき、20年度までに個別施設計画を策定。郡元および桜ケ丘の2件に保全業務等の一括契約により、コスト縮減を図る。
 財産関係では、霧島市牧園町高千穂にあった霧島リハビリテーションセンターの18年3月での廃院が決定したことから譲渡する。面積は1万8140.28u、建物が5147uある。
 また、農学部附属高隈演習林(垂水市海潟)の一部を垂水市(1万163u)と県(9078u)に同佐多演習林(南大隅町佐多)の一部は県道566号の道路災害防除事業に伴い県(1221u)に譲渡する。
 このほか、病院再開発計画では、既存病棟の取り壊しに着手するほか、農学部改修PFI事業(最終)において、維持管理業務を適切に履行する。

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