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鹿児島建設新聞
2018/05/12

【鹿児島】東九州自動車道隼人道路/4車線化に250億

 国土交通省九州地方整備局は、東九州自動車道の整備を進めている。NEXCO西日本が管理している隼人道路では2018年度から4車線化が事業化され、総事業費は250億円を見込む。また、鹿屋串良JCTから志布志IC間には74億円を配分し、道路改良等を推進し20年度供用を図る。日南・志布志道路の志布志区間(3.7km)は4億5000万円を充て、用地調査・測量等を行う。
 隼人道路の延長は7.3kmで、トンネルや橋梁等の構造物があり、1992年3月に暫定2車線で供用。東九州道の延伸等により交通量は年々増加傾向。2018年1月には、国分ICから加治木JTC間において最大9kmの渋滞が発生している。
 財源は財政投融資を活用するため、返済は料金収入で賄う有料道路事業。そのため、県の負担は発生しない。22年度から順次供用を図り、24年度の完成を予定している。
 日南・志布志道路は16年度に事業着手。18年3月に用地幅杭設置に着手しており、18年度は用地調査・測量等を実施し、用地買収を目指す。全体事業費は日南区間と志布志区間の延長6.9kmで約222億円を見込む。
 主な構造物は、中尾橋(170m)と前川橋(230m)があり、夏井ICは志布志方面にしか乗り入れることができないハーフ形式。
 残る油津ICから串間市を超え、本県側の夏井IC間は、事業化されておらず、志布志港のバルク戦略港湾を核とした地域振興等のため、早期事業化を訴える声が高まっている。
 鹿屋串良JCTから志布志IC間では、埋蔵文化財調査個所が26カ所あり、17年度までに20カ所が完了。18年度に発掘作業の完了が見込まれることから、工事の最盛期を迎える。

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