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建設経済新聞社
2018/05/15

【京都】洛西口駅東の桂馬場線整備 詳細設計は第1四半期発注 工事は31年度からを予定

 京都市は、桂馬場線の道路整備事業について、30年度は詳細設計等を進める。事業期間は32年3月31日まで。
 計画地は阪急洛西口駅東側に位置する京都市西京区川島六ノ坪町。事業延長は70m。幅員は16mで西側に3・0m又は3・5mの自転車歩行者道、東側に2・5mの歩道を設ける。
 市は29年度に予備設計等業務をワークエンジニアリング(京都市中京区)で進めた。30年度は詳細設計を第1四半期に発注し進めるとともに、土地所有者の阪急電鉄等から用地買収を進める考え。順調にいけば31年度に工事着手する
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 阪急電鉄と京都市は、阪急京都線洛西口駅〜桂駅間の連続立体交差化事業(鉄道高架化)で生み出された高架下の延長約1q(幅約10m)、面積約1万1200uの空間を活用する計画を進めている。
 先行して阪急電鉄が洛西口駅北側の高架下に店舗建設工事を実施中。「洛西口〜桂駅間プロジェクトT期工事(A区域)」は西京区川島六ノ坪町59−2他の敷地2311・33uに平屋建、約470・94uの店舗を建設する計画。内部は飲食店舗(3店舗)、物販店舗(3店舗。うち1店舗はサービス業を営む店舗)、トイレ(男・女、多機能)、従業員休憩室、ゴミ置場、共用通路等。設計は阪急設計コンサルタント(大阪市北区)。施工は中藏(京都市中京区)。
 市はプロジェクトの核施設として高架下の中央付近に公共施設を計画。市民ニーズが高く、公共性が高い「子育て」を支援できる機能を備え、更に多世代の交流を促す機能を併せ持った施設(子育て応援施設、交流スペース。図書館機能の配置など文化的機能も併せて検討)を配置する。
 都市計画局は、公募型プロポーザルの「洛西口〜桂駅間プロジェクト公共施設(子育て応援、地域交流機能付帯)整備事業プラン作成業務」について、教育玩具などの輸入・開発及び販売を手がけるボーネルンド(東京都渋谷区)を受託候補者に選定した。プロポの内容は、高架下空間のうち、核施設として中央付近に配置する市の整備施設として「子育て応援」及び「地域交流」機能を付帯した公共施設の具体計画(事業計画及び建築計画)をまとめるもの。敷地所在地は西京区川島竹園町の約1390u。