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建通新聞社(中部)
2018/05/14

【愛知】岡崎市 スマートIC準備段階調査検討へ日本工営に委託

  岡崎市は、阿知和地区へのスマートインターチェンジ(IC)設置に向け、準備段階調査検討業務を日本工営名古屋支店(名古屋市東区)に3073万9000円(税別)に委託した。2019年3月15日を履行期限に、概略修正設計や実施計画書の作成を進める。
 修正設計では、具体的なランプの位置などを含むIC全体の線形をまとめる予定。合わせて、財政計画などの事業費を盛り込んだ実施計画書を作成する。また、近隣で計画が進む工業団地を想定した渋滞対策として、周辺道路に対する交差点改良などの整備検討を進める。現地測量を踏まえ、設計に反映する考えで、地元とのコンセンサスを図る。
 阿知和地区は、市北部の東阿知和町と南阿知和町にまたがり、東名高速道路岡崎ICと伊勢湾岸自動車道豊田東ICのほぼ中間に位置する。また、近隣では花園工業団地が立地する他、阿知和地区工業団地(仮称)の整備計画が進んでいる。
 同地区は昨年7月、ICの必要性が確認できる準備段階調査箇所として選定。国土交通省や中日本高速道路、愛知県などからの担当者で構成する準備会を立ち上げ、事業化に向けた検討、調整を進めている。
 今後は、阿知和地区工業団地の完成目標年次に掲げる24年度以降を見据え、次のステップとなる地区協議会の設立とともに、高速道路への連結申請から最終的な事業認定を目指す。

提供:建通新聞社