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建通新聞社(中部)
2018/05/21

【愛知】県 田口浄化センター建設に本年度着工

 愛知県建設部は2018年度、田口浄化センターの新設に向けて、躯体工事に着手する。工事は18〜19年度の2カ年で進める。関連して幹線管渠の敷設工事も実施する。浄化センターの躯体工事は上半期に入札を公告する予定だ。
 今回の事業は、過疎地域代行下水道事業として、県が田口地区(設楽町)の処理場と幹線管渠の整備を代行する。その他の管渠は設楽町が整備する。
 県は17年度に幹線管渠の敷設工事に着手した。18年度は、水処理施設の躯体工事に着手する。上半期中に総合評価一般競争入札を公告する。工期は14カ月を想定している。
 順調に進めば、19年度に機械設備、電気設備工事を発注する見込みだ。処理場の設計は中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)が担当した。
 田口地区は、事業所や商店、官公庁施設が集約している設楽町の中心的な地区。しかし、汚水処理方法は単独浄化槽とくみ取りのため、生活雑排水は未処理のまま放流している。また、設楽ダムの建設が予定されており、田口地区はダムの集水域内にあるため、汚水処理を行う必要がある。そこで下水道事業を進めることにした。田口処理区の計画区域面積は81・5f。計画処理人口は1000人。計画汚水量は1日当たり最大で690立方bとしている。処理場の建設地は上原荒尾線沿いの面積約1万平方b。計画段階の総事業費は約28億円としている。全体の事業完了は23年度を予定している。
 県は浄化センターの建設工事と並行して、幹線管渠の整備も進める。また、設楽町も18年度に枝線の整備を進める見込みだ。

提供:建通新聞社