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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/05/21

【茨城】県議会土木企業委員会が県内調査/国道245号など視察

 県議会土木企業委員会(下路健次郎委員長)は21日、県央地区の県内調査を行った。茨城港常陸那珂港区や一級河川中丸川改修、(仮)石岡小美玉スマートICアクセス道路などで現地調査を実施。4車線化を進める国道245号の東海村工区では、残区間(L3810m)の用地取得が約92%完了。渋滞の激しい主要交差点を中心に工事を進めていく。4車線架け替え工事を進めている湊大橋では旧橋の撤去工事が終わり、新橋の上部工や下部工を行っている。本年度からは新橋の中央部における上部工製作架設工事にも着手する。

 まず一行は茨城港常陸那珂港区を視察。貨物量増加への対応や企業立地の促進などのため港湾施設や関連用地などの整備を進めるともに、常陸那珂火力発電所から発生する石炭灰の新たな処分場の整備にも取り組んでいる。
 また建設機械や完成自動車の取扱量増加が見込まれており、既存施設だけでは円滑な利用に支障が生じることから新たな水深12m岸壁(L270m)および背後ふ頭用地、間連用地(モータープールU期)の整備を進めている。本年度の事業費(当初予算)は280億9400万円。
 続いて国道245号ひたちなか市・東海村4車線化拡幅事業の現場に移動。慢性的な交通渋滞を解消するため1992年度から4車線化拡幅事業に着手しており、これまでに約11qを4車線で供用した。残区間のうち、ひたちなか市工区は湊大橋の取付部約240m。2019〜20年度にかけて工事を行う計画。
 一方で東海村工区の残区間は3810m。用地買収にめどがついた原電前T字路交差点から北側約1200m区間で重点的に整備を進めている。また原子力科学研究所交差点付近580m区間と新川橋の4車線化へ向けた工事に本年度から着手する。
 全体事業費は約142億円で、17年度末時点での進捗率は事業費ベースで85%。本年度の予算は約13億円。
 その後一級河川中丸川改修事業の現場に赴いた。中丸川は流域にひたちなか市街地を抱えており、近年の開発の影響による浸水被害が頻繁に発生。1980年度から河道の整備に着手している。計画延長6400mのうち那珂川合流地点から道栄橋下流までの約3500mで改修工事が完了し、上流区間の整備を進めている。
 また開発の進展によるさらなる雨水の流出増を抑えるため、調整池の整備を計画。16年度末までに用地の取得が完了したことから、ひたちなか市の公園事業と併せて上流部においても事業を展開する。
 午後からは湊大橋で国道245号那珂湊拡幅整備事業の概要について説明を受けた。同路線は交通渋滞の解消を図るため00年度から4車線化を進めている。全体延長は4800m。
 このうち那珂川に架かる湊大橋は幅員が狭く老朽化も進んでいたことから架け替えによる4車線化を進めている。08年より片側2車線で新橋の暫定供用を開始。残る2車線分の橋梁整備に取り組んでいる。
 現在は上部工製作架設工事(L263m)、橋梁下部工事、低水護岸工事を進めており、本年度からは中央部の上部工製作架設工事(L137m)も開始する予定。
 全体事業費は約140億円で、17年度末事業費ベースの進捗率は84%。
 最後に(仮)石岡小美玉スマートICアクセス道路整備事業を視察。同路線は常磐自動車道と茨城空港のアクセス向上を目的として県と小美玉市が連携して事業を進めている。
 全体延長は9600mで幅員は14〜19m。17年度末事業費ベースの進捗率は66%。18年度の事業内容は国道6号横断函渠工事、橋梁桁架設(JR委託)、道路改良舗装工事など。