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日刊建設工業新聞
2018/05/22

【鳥取】18年度定時総会・新会長に山根氏を選出

 県建設業協会(下本八一郎会長・268社)は18日、18年度定時総会を開催し、下本氏に代わって新会長に山根敏樹氏(八頭建設業協会会長、こおげ建設)を選出した。八頭からの会長職選出は故森木信幸氏(94年〜96年、第23代会長)以来22年ぶり。第35代会長に選ばれた山根氏は「協会の底上げを図り、会員の繁栄に精進する」と決意を述べ、協力を求めた。
 鳥取市内で開かれた定時総会には、県土整備部の草野愼一次長、西日本建設業保証の高橋英明鳥取支店長を来賓に迎え、委任状を含む会員226人が出席。下本会長は担い手育成や、働き方改革など課題に触れ「まず必要なのは安定した経営基盤だ」と訴え、適正利潤の確保を優先させるべきとの考えを強調した。
 来賓の草野次長は高速道路4車線化、老朽化したインフラの補修、人材育成などを取り上げ「大事な課題に協会の会員と連携して前に進めていきたい」と呼び掛けた。
 原田實氏を議長に選び、議事では18年度事業計画などの報告があり、17年度収支決算と各地区から推薦された新しい理事27人と監事5人を承認した。
 この後、理事会が開かれ、選考委員10人が新会長に山根氏、副会長には由宇正実(大和建設)、中尾仁(中一建設)、井中紳二(井中組)、別所一生(TMS)、川端雄勇(かわばた)−の5氏を選出し、選任された。
 総会後、山根新会長は本紙の取材に「喫緊の課題である働き方改革と、若年労働者の確保に会員全員で向き合っていきたい。発注者に対しては会社経費を確保できるよう改善を求めていく」と抱負を語った。

日刊建設工業新聞