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建通新聞社四国
2018/05/29

【愛媛】愛媛県大洲土木事務所庁舎建て替え

 愛媛県土木管理課は、大洲土木事務所が入居する大洲庁舎建て替えに2018年度から着手、21年7月の完成を目指す。18年度には設計を実施し、19・20年度で建設する。設計は6月にも外注する方針で、当初予算に委託費として3820万円を計上している。新施設規模は既存施設と同程度を予定。他、四国中央土木事務所が入居する四国中央庁舎を四国中央市所管の福祉会館へ移転するための設計費1490万円も盛り込んでおり、同時期に外注する。
 既存の大洲土木事務所は、1965年3月竣工の施設で、12年度に耐震診断を実施した結果、耐震性を満たしていないとされる他、築52年と鉄筋コンクリート構造物の耐用年数も超えていることから現地で建て替えることとなった。同施設には土木事務所の他、農林水産部関係の農業指導班や森林林業振興班も入居しており、新施設にも入居する。
 既存施設規模は、本館が鉄筋コンクリート造3階一部塔屋付き4階建て延べ1687平方bと、鉄骨造平屋と2階建て総延べ約700平方bの車庫と倉庫からなる。敷地は2654平方b。
 委託する設計には、敷地内の施設配置や建設計画、庁舎解体設計なども含まれる。また地質調査も18年度に外注する。場所は大洲市田口甲425ノ1。
 四国中央庁舎も16年度に実施した耐震診断により、強度不足が明らかとなったため、四国中央市所有の福祉会館へ移転整備することとなった。
 18年度には四国中央庁舎解体と福祉会館改修に係る設計を行い、19年度に改修を行う。改修内容は最小限の改修となる。設計は6月ごろの外注となる。場所は四国中央市三島宮川4。
 土木部が所管する土木事務所が入居する施設で、耐震性不足や老朽化対策が求められる施設としては、久万高原土木事務所(久万高原町久万571ノ1)が入居する施設も改善が求められているが、整備は大洲庁舎の建て替え完了後の着手となる。
 また今治土木事務所が入居する今治庁舎も耐震強度不足と診断されているが、こちらは総務部所管となっており、整備年次などは未定。
 規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3450平方b。69年竣工。場所は今治市旭町1ノ4ノ9。

提供:建通新聞社