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日刊建設タイムズ社
2018/05/30

【千葉】受注者にパシコン特定/成田市/浄化Cの基本構想策定支援/再整備等の基本方針検討

 成田市環境計画課は「成田浄化センター施設計画基本構想策定支援業務委託」の選定結果を公表した。公募型プロポーザルを実施していたもので、3者が応募し、企画提案書を提出。今月22日にプレゼンテーションを行い、パシフィックコンサルタンツ(千葉支店・千葉市中央区新町1―7)を受注者に特定した。
 同業務は、成田浄化センターの再整備計画に向けた基本構想の策定に当たり、基本的な条件を整理し、問題点・課題を抽出。施設の長寿命化や再整備等の整備方針を検討する。委託期間は2019年3月29日まで。予定価格は696万6000円(消費税込み)。
 同業務では、し尿処理施設の現状と見通し及び課題、市の総合計画や環境基本計画、一般廃棄物処理基本計画など関連計画等を整理し、施設の整備の必要性、建設時期、将来の処理体制などを踏まえ、施設計画の基本方針を検討する。
 また、施設整備等の計画条件を整理し、将来を見据えた適正な規模等を算出。これらの検討結果をもとに、処理方式の検討を行う。
 処理方式は、現行方式の継続と下水道投入方式を比較検討し、併せて建設候補地の比較検討を行う。新処理施設は、現行施設を稼働しながら進めることを基本とし、原則として建設候補地は現施設の周辺で検討する。
 また、昨年度で実施した精密機能検査の結果をもとに、新設と現施設の延命化(長寿命化)をした場合の比較検討を行い、既存施設の存続、廃止計画も検討する。
 このほか、施設整備スケジュール、施設整備事業全体の概算事業費をまとめる。
 成田浄化センターの所在地は吉倉127番1地先。敷地面積は1万8431u。総事業費17億1000万円を投入し1985〜87年度の3か年で建設、87年10月に竣工した。建物は処理棟と管理棟で構成。処理棟が2014u、管理棟が259・5u。
 処理能力は日量120kl。処理方式は、主処理が脱窒素処理方式。高度処理は凝集沈殿、オゾン酸化、砂ろ過を行った後、活性炭吸着処理を行い、根木名川に放流。汚泥は、濃縮脱水を行った後に乾燥させ、焼却処理を行っている。k_times_comをフォローしましょう
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