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日刊建設工業新聞
2018/05/30

【鳥取】「6月補正」50億で調整/国認証増分を手当て

 県土整備部がまとめる土木公共事業「6月補正」は総額50億円規模となりそうだ。同部は「県の当初予算を上回った国認証額分を追加する」(県土総務課)と話しており、要求額の最終調整に入った。来月1日までに大方の補正内容を固める。
 今回補正の大半は、補助と交付金で国から内示があった認証額を県の当初予算に上積みするもの。例年、「6月補正」後の予算が実質的な18年度当初予算として位置付けられている。
 18年度6月補正後の土木公共事業費は466億円規模となる見通しで、前年度同期(468億円)に比べ約2億円減少する。
 主な補正内訳は▽道路事業37億円▽河川事業3億4000万円▽砂防・治山事業10億円。
 地域高規格道路は国道313号倉吉関金道路などに5億円、橋りょう補修(耐震)は130カ所に17億円、通学路安全対策は5カ所に1億6000万円をそれぞれ追加する。街路は両三柳中央線などに4億3000万円。
 河川は湖山池・なぎさ護岸の浅場造成に1億3500万円を充て、通常・火山砂防は15カ所に4億3000万円、急傾斜地崩壊対策は12カ所に3億1000万円を手当てする。
 また、単県事業では舗装補修を従来の交付金事業から振り替え1億4000万円を計上する。
 同部は「6月補正」の概要を来月1日、県議会主要各会派に説明。その後、補正案を固めた上で来14日開会予定の6月定例県議会に提出する。

日刊建設工業新聞