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建通新聞社
2018/05/30

【大阪】G20控えインテックス大阪改修

大阪市は、2019年6月に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に向け、会場となるインテックス大阪(国際見本市会場)の改修工事に着手する。
 会場となるインテックス大阪は、建設後30年以上が経過し、和式トイレが残るなど一部老朽化が進んでいる。市は、5月補正予算案に2億3600万円を計上し、空調設備の更新や防火シャッターの改修などを実施する予定。この他、老朽化に伴う施設補修工事費として当初予算で約2億5000万円を確保しており、計約5億円をかけて改修を進める方針だ。
 施設概要は1〜4号館は鉄骨造平屋、5号館は鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て、6号館は鉄筋コンクリート造5階建て。総延べ床面積は13万2709平方b。敷地面積は12万8986平方b。場所は大阪市住之江区南港北1ノ5ノ102。
 インテックス大阪については、今後の施設整備の在り方について検討が進められている。17年度には有識者からなる検討会議を設置して議論を進めてきた。この中で、大阪における国際見本市会場に必要な展示面積はおおむね10万平方b程度とし、現インテックス大阪の約7万平方bに2万〜3万平方bを追加整備することが妥当とした。加えて、展示会場だけではなく、国際会議場を併設するオールインワン型のコンベンションコンプレックスが施設の有効活用を図る上で必要とした。
 市では今後、G20に向けて施設改修を進める一方で、将来的な施設の在り方について詳細を検討していく考えだ。