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建通新聞社(中部)
2018/05/30

【愛知】安城市 安城南明治市有地有効活用事業最優秀提案者に角文グループ

 安城市は、「安城南明治市有地有効活用事業」の事業者を公募型プロポーザルで選定した結果、角文(刈谷市)を代表企業とするグループを最優秀提案者に選定した。総事業費約84億円(市有地購入費含む)を投じ、共同住宅やオフィス、ホテルなどを建設する計画を提案した。6月に事業実施協定を結び、2019年4月に着工する。
 角文グループは、丸山組(安城市)、碧海信用金庫(同)、鵜飼哲也事務所(刈谷市)、キャッチネットワーク(同)の5社で構成。次点はスターツコーポレーション、トヨタホーム、矢作地所を代表企業とするグループだった。
 事業地は安城南明治第一土地区画整理事業の第28街区。敷地面積は市有地3280平方b、民有地1921平方bを合わせた5201平方b。角文グループは、市有地を6億4758万4000円で購入。民有地は地権者と等価交換し、交換後の床を借り上げるマスターリース契約を結ぶ。
 最優秀提案の建物概要は、鉄筋コンクリート造18階建て延べ1万6381平方bの住宅棟に、セキュリティー型分譲マンション116戸、賃貸住宅24戸、シェアハウス20室を配置。オフィス棟が鉄骨造13階建て延べ4412平方b、ホテル棟が鉄骨造または鉄筋コンクリート造の12階建て延べ2967平方bで客室数130室。この他、80台が収容できるタワー式駐車場を3棟計画している。
 6月に事業実施協定を締結。その後、土地売買契約を結び、19年4月に着工、22年1月に竣工、同3月の開業を目指す。

提供:建通新聞社