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建設経済新聞社
2018/06/04

【京都】松栄館を観光拠点に改修 国交付金受け舞鶴市が補助 北都信用金庫の融資も

 舞鶴市は、同市浜のホテルアマービレ舞鶴敷地内にある海軍ゆかりの松栄館について、観光拠点施設に改修する事業を支援する。
 総務省は5月31日、地域経済循環創造事業交付金(ローカル10000プロジェクト)の交付先として、舞鶴市の『明治の文化・技術・精神「海軍ゆかりのハイカラ文化」を次世代に繋ぐ地域経済活性化事業』など全国4件の事業に決定したと発表。舞鶴市の事業には国費3200万円を交付する。舞鶴市は6月補正予算案に新規で「明治150年」海軍ゆかりの交流拠点整備事業費補助として3200万円を計上、総務省の交付金を充てる。
 京都北都信用金庫は8000万円を融資する予定。
 計画によると、ホテルアマービレ舞鶴が事業主体となり、明治期開業の歴史的建築物である松栄館(W造2階建、延約500u)を新たな観光拠点とすることを目的に、団体観光客などの昼食を提供でき、明治の文化を感じることができるレストランに改修。明治文化に関する展示館などを併設するとともに、観光情報発信機能を持つビジターセンターとして整備する。
 対象事業費は初期投資額1億1323万円。工事内容は耐震改修、外壁、屋根改修等外装工事、内装工事、給排水設備工事ほか。
 同市の補正予算案の承認後、事業主体のホテルアマービレ舞鶴が工事入札を行い、早ければ7月中にも工事着手し、9月末から10月初め頃には完成させ、秋の観光シーズンに間に合わせる予定。