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鹿児島建設新聞
2018/06/15

【鹿児島】鹿市南部へ特別支援校/基本構想を策定へ

特別支援校 県は、鹿児島市南部地区への特別支援学校整備を計画している。23日、累計総額8107億6277万円となる2018年度一般会計6月補正予算案を発表し、基本構想策定に向けた外部有識者からの意見を聴取する検討委員会を設置するための経費を盛り込んだ。
 背景には、鹿児島市桜ケ丘6丁目にある桜丘養護学校の保護者などから高等部を含む特別支援学校の設置に対し強い要望があった。それを受け、三反園訓県知事は3月23日、現地視察と意見交換を行い、同市南部地区への施設整備を表明した。
 同校は、1983年に伊敷養護学校の校名で、肢体不自由者教育の施設として設立。その後、90年に桜ケ丘に移転して校名を変更。2010年度からは、知的障害のある児童生徒の受け入れも行い、当時20人程度だったが年々増加し、18年度は小学部74人、中学部46人の計120人が在籍。敷地が狭小のため、拡張が難しく児童生徒の増加に伴い、教育環境の狭あい化が顕在化していた。
 検討委員会のメンバーは7人程度で2回程度開催し、基本構想を策定する予定。その後は、基本設計や実施設計、建設工事のプロセスが必要なことから、供用まである程度(約5年)の時間が必要となる。
 整備が見込まれる旧農業試験場跡地は県有地。隣接地には鹿児島盲学校や開陽高校があり、施設の有効活用を図る観点からも適地と考えられる。

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