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鹿児島建設新聞
2018/06/21

【鹿児島】今給黎総合病院再編計画/別館改修に着手

今給黎 公益財団法人昭和会(今給黎尚典理事長)の今給黎総合病院再編計画は、高度急性期(31床)と急性期(319床)の計350床を交通局跡地の複合施設「キ・ラ・メ・キテラス」へ移転したあと、回復期(55床)と地域ケア(45床)の計100床を現病院の別館を改修し「上町いまきいれ病院」として運営を進める計画だ。
 新病院を2020年度に開院させたあと、別館改修に着手し、21年度以降の本格稼働を見込んでいる。工事期間中は旧病棟を活用するため、別館を除く旧施設は、全ての移転完了後に解体する予定。
 新病院の建設地は鹿児島市高麗町。規模は地下1階地上10階建約2万7000uを想定。現別館は同市下竜尾町で、地下2階地上4階建て。設計はそれぞれ三菱地所設計・東条設計・衞藤中山設計JVで進めている。救急、がん、周産期の3本の柱を中心に高度急性期に特化したものを新病院へ、回復期医療を中心に地域包括ケアは引き続き上町地区で地域医療を提供する。
 なお、本館および旧館は改正耐震改修促進法に伴い、1981年以前の旧耐震基準であることから、不特定多数が利用する大規模建築物の耐震診断が義務付けられていた。

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