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鹿児島建設新聞
2018/06/27

【鹿児島】聾学校・三光学園の跡地売却/富士土木と契約へ

聾学校 県は、鹿児島聾学校跡地および三光学園跡地を富士土木エンヂニアリングに8億6000万円で売却する財産処分議案等を2018年度第2回県議会定例会に提案した。面積は2万4201.48uで、分譲用地等として新たな開発に期待が高まる。また、鹿児島市南部地区に特別支援学校の整備を行うため、基本構想策定に向けた検討委員会の費用を盛り込んだ一般会計6月補正予算案も含まれている。
 聾学校跡地等の場所は、鹿児島市草牟田2丁目2728−2外=写真=で、市道により土地が分かれている。用途地域は第二種中高層住居専用地域で接続道路の幅員が狭いため、都市計画法に基づく開発行為制限のほか、基礎杭等の残存物がある。
 売却手続きは、4月に一般競争入札で最低売却価格5億8570万2000円を設定して実施。17年度の鹿児島臨海工業地帯1号用地や県警察学校跡地、ゆすの里跡地の一部売却に続く、大型案件となった。
 補正予算案は、特別支援学校の基本構想策定に向けた外部有識者からの意見を聴取する検討委員会を設置するための経費として77万円を計上した。
 検討委員会のメンバーは7人程度で2回程度開催し、基本構想を策定する予定。建設地は旧農業試験場跡地の県有地を想定している。
 このほか、道路改築(泊野道路28−1工区)を1011万円増額(計5億9655万1000円)する工事請負契約(コーアツ工業)の変更議案も上程した。累計総額は8107億6277万円となる。

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