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北陸工業新聞社
2018/06/13

【新潟】安全安心、活力ある新潟/花角知事が就任会見で抱負/原発問題は信を問う 

 10日の新潟県知事選で初当選した、花角英世知事は12日、県庁で就任記者会見に臨み「安全安心で災害から身、財産を守り、経済がしっかり動く活力ある新潟を目指す」と抱負を述べた。
 喫緊の課題である人口減少問題では「日々の暮らしに痛みは感じないが地域活力を奪う深刻な課題。いろいろな手立てを重ねていく」と話し、経済に関しては「しっかりとした雇用、働く場を確保し起業創業の挑戦が次々と生まれる県を目指したい」と強調。副知事時代にも携わった新潟空港アクセスに触れ「新幹線と空港を軌道系で結ぶことはまちづくり、活性化にもつながる」と検証に意欲をみせた。国と地方のあり方では「上下の関係ではない。それぞれ役割があり、協働する姿がなければ物事は動かない」との認識を示した。
 また、柏崎刈羽原発の再稼働については「県独自の検証作業を進めたい。期限はないが一定の議論を尽くし、リーダーとして何らかの結論を出す」と言葉を選びながら慎重に話し「県民の意思を確認するために信を問う。出直し選挙をしてでも、決着を付けなければいけない県民にとって深刻で重要な課題だ」と表情を変えた。世耕弘成経済産業大臣が面談したい意向を示したことには「ぜひ話したい。(柏崎市の)桜井市長とも意見交換したい」と述べた。 
hokuriku