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　習志野市は21日、谷津小学校全面改築工事（建築）の一般競争入札について公告した。７月５日から20日まで入札書を受け付け、同23日に開札する。予定価格は33億１０２０万円、低入札価格調査基準額は29億７９１８万円（いずれも消費税を含む）。低入札価格調査制度を適用することから、同調査基準額を下回って入札した者でも、調査の結果、適切な履行が可能と市が判断した場合には、落札者となることができる。
　参加資格要件は、建築一式工事について経審の総合評定値（Ｐ）が１６００点以上であること。２００８年度以降に工事が完了し、引き渡しが済んだ、国または地方公共団体発注の１億８０００万円を超える建築一式工事を元請として施工した実績を有すること等。
　工事場所は、谷津５−１−32（敷地面積１万４５３７・69�u）。規模は校舎及び屋内運動場がＲＣ一部Ｓ造４階（屋上プール）建て、建築面積４４１０・40�u、延べ１万５９９・64�u。駐輪場がＲＣ造平屋建て、56・54�u（建築面積・延べ床面積とも同じ、以下同）。受水槽ポンプ室がＳ造平屋建て、６・10�u。体育倉庫がＳ造平屋建て、90・00�u。飼育小屋がＳ造平屋建て、９・00�u。
　工事内容は、既存屋外運動場工作物等解体工事、校舎及び屋内運動場建設工事、校舎及び屋内運動場周辺外構工事。工期は議会で議決を受けた日の翌日から２０２０年７月31日まで。
　また、別途工事として電気設備工事、舞台設備工事、空気調和設備工事、昇降機設備工事、受変電・太陽光発電設備工事、給排水衛生設備工事、ガス設備工事。設計は佐藤総合計画（東京都墨田区横網２−10−12）が担当した。
　現在のグラウンド部分（既設の一時校舎の南側）に建設する。建物は、敷地の形状を生かして南側に新校舎、東側に音楽堂、西側に体育館を配置。新校舎部分の１階は教室（10）及び特別支援教室（３）、図書室（中央）、２階は教室（10）及び学習室（１）、パソコン室（中央）、３階は教室（10）及び学習室（１）、実験・観察テラス（中央）。
　音楽堂部分は１階が職員室、会議室、職員更衣室、用務員室、校長応接室、保健室、事務室、２階が音楽室、同準備室、楽器室、多目的室、テラス、３階が空調機械室。体育館部分は１階が給食室、放課後児童会（２）、２階が体育館（ステージ、体育倉庫を含む）。
　音楽堂と体育館の間は１階が昇降口、２階が家庭科室、同準備室、ＰＴＡ・放送・教材室、ミーティングルーム、３階が図工室ならびに理科室と各準備室、４階がプール、更衣室・トイレ・倉庫・ファンルーム（体育館側）。また、体育倉庫は新たにグラウンドとして整備する部分の西側（谷津幼稚園側）に配置する。
　18年度から20年度までの３か年で新校舎等の建設を進めるとともに、20年度と21年度で既存校舎の解体及びグラウンド・外構整備等を行う予定。
　谷津小学校の全面改築は、ＪＲ津田沼駅南口特定土地区画整理事業等による急激な児童数の増加に対応するためのもの。まず敷地内に、リース方式により普通教室14室規模の一時校舎を設置（すでに完了）した後、現校舎で学校運営を行いながら体育館、プール、その他の特別教室を兼ね備えた普通教室30室程度の新校舎等を建設し、最大44学級に対応する。
　改築にあたっての基本的な考え方は、�@多機能で変化に対応し得る施設�A生活の場を兼ねた施設�B環境に配慮した施設�C安全の確保と災害時の避難場所としての機能を備えた施設�D保護者・地域との連携や学校開放に配慮した施設。