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滋賀産業新聞
2018/06/25

【滋賀】彦根愛知犬上地域 新ごみ処理施設整備事業

 彦根愛知犬上広域行政組合(管理者=大久保貴・彦根市長)は20日、「彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設整備基本計画(素案)」に対する意見募集(パブリックコメント)を開始した。
 意見募集期間は7月20日までの1ヵ月間。素案の公開場所は、組合の窓口及びホームページ、彦根市生活環境課、愛荘町行政相談コーナー、愛荘町町民ホール、豊郷町住民生活課、甲良町住民課、多賀町産業環境課。
 彦根市と愛知郡・犬上郡4町で構成する同組合では、昨年度に公募方式により愛荘町竹原区を広域の新たなごみ処理施設(熱回収施設及びリサイクル施設)の建設候補地とすることを決定し、現在、整備基本計画の策定を進めている。
 意見募集は、この計画に広く意見を取り入れるために行なうもので、素案の段階で公表し意見を募るもの。組合では、寄せられた意見等は、別途設置している彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設整備基本計画検討委員会の考え方とともに整理した上で、組合のホームページなどで公表するとしている。
 意見等の提出先・問い合わせ先は、同組合建設推進室(豊郷町大字四十九院1252・豊栄のさと内)。意見提出様式は、組合のホームページからダウンロードできる。
 なお、同計画に対しては、愛荘町竹原区が建設候補地になったことに対し周辺地域で施設建設に反対の、また組合議会でも現下の状況では計画の策定作業を進めることは認められないとする意思表示がなされている。しかし、組合執行部では住民が抱く環境や交通、健康への影響など懸念・不安に対し、住民が具体的に検討するためにも基本計画の策定は必要だとし、今後議会の理解を得て取り組む予定の環境アセスメントや断層調査、地歴調査など各種調査も、『建設候補地である竹原区が建設地となりうるか』の判断材料だとし、地域住民・議員に業務への理解を求めていく考え。

提供:滋賀産業新聞