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日刊建設タイムズ社
2018/06/25

【千葉】都計変更、地区計画を縦覧/佐倉市が素案作成/ユーカリが丘駅北の約4・3ha/山万の再開発事業で

 佐倉市都市計画課は、ユーカリが丘駅北地区の都市計画の変更及び地区計画の素案を作成し、今月22日から概要の縦覧を開始した。都市計画提案制度に基づき、山万(東京都中央区日本橋小網町6―1)から提案があり、市で審議。5月に採用を決定し、素案を作成した。来月6日まで縦覧及び公述申し出を受け付ける。その後、9〜10月に案を縦覧し、11月に市の都市計画審議会に諮り、12月の決定・告示を目指す。
 都市計画の区域はユーカリが丘3丁目、上座字新山、字西谷津の各一部。京成電鉄ユーカリが丘駅北口で、国道296号、都計道上志津青菅線、市道2―238号線、市道2―240号線に囲まれた面積約4・3ha。
 都市計画の変更は▽用途地域及び建ぺい率・容積率の変更▽高度地区の変更▽準防火地域の設定。また地区計画は、既決定のユーカリが丘駅周辺地区地区計画から4・3haを除外し、新たにユーカリが丘駅北地区を設定する。
 用途地域は、第一種低層住居専用地域1・3ha、第一種住居地域0・5haを合わせた約1・8haを近隣商業地域に変更し、近隣商業地域2・5haの容積率を既存の200%から300%に引き上げる。
 高度地区は第一種高度地区約0・5haを除外。準防火地域は、商業地域に変更する約1・8haについて新たに設定する。
 地区計画は、地区の特性を踏まえた土地利用、地区施設、建築物等の整備の方針などを定める。
 土地利用方針では、事務所、商業、スポーツ、文化、教育、住宅、駐車場施設などを適正に誘導し、賑わいと活力のある商業・業務機能と利便性に富んだ都市型住宅機能の整備を図り、高密度な複合市街地を形成するとともに、回遊性と界隈性を備えたまちづくりを実現することとした。
 地区施設では、公園約513u、広場3か所約5590u、歩道状空き地3か所を配置する。広場は100u以上、500u以上、1000u以上を各1か所配置。歩道状空地は幅員1m・約158u、幅員2m・約1207u、幅員3m・約297uの3か所を新設する。
 一方、山万の提案は、ユーカリが丘3丁目地区の隣接地を含む約2・2haを対象に、共同住宅、事務所、多目的ホール、商業施設、立体駐車場などからなる延べ床面積7万5328u(容積対象6万5946u)の(仮称)佐倉市ユーカリが丘駅北再開発事業を計画する。
 同事業による主な施設は、28階建て延べ4万7420uの住宅、事務所、多目的ホール、商業施設、14階建て延べ1863uの住宅、事務所、商業施設、駐車場、5階建て延べ1万4111uの立体駐車場(639台収容)などを予定。設計はオオバ(東京支店・東京都目黒区青葉台4―4―12)が担当。k_times_comをフォローしましょう
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