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滋賀産業新聞
2018/06/29

【滋賀】守山市 環境施設付帯の交流拠点

 守山市は、昨年12月に総合評価一般競争入札を公告した環境施設の基幹施設(熱回収施設、リサイクル施設)の整備スケジュールに合わせ、付帯施設となる「(仮称)『環境学習都市宣言』記念公園」を構成する「交流拠点施設」について、20年4月の供用開始を目指し整備に取り組む。18年度は先行工事となるプール施設解体工事の簡易型一般競争入札を近く7月にも公告、また順調にいけば10月頃にも交流拠点施設の本体工事を条件付き一般競争入札で公告したい考えだ。
 プール解体工事については去る6月議会で補正予算6900万円を措置済み。交流拠点施設の本体工事に備え、それぞれRC造の市民プール(約400平方b)、幼児プール(約200平方b)、機械室・管理棟等(計約200平方b)―を解体撤去する。発注は簡易型一般競争入札で7月中に公告から入札、8月末までのプール使用期間を終え条例廃止等の手続きを経て順調にいけば9月から着工、12月末までの解体完了となる見通し。
 交流拠点施設については現時点で事業費は未措置で、7月の臨時議会において補正予算を上程したいとしている。予算措置が順調にいけば、10月頃をメドに交流拠点施設の本体工事の発注を公告する考え。工事は電気・機械を分離し建築本体・機械は条件付き一般競争となりそうだが現時点では確定していない。順調にいけば18年度内に着工し、19年度末の完成となる見通し。
 交流拠点施設は、▼温水プール▼トレーニングルーム▼多目的ホール(既存施設)▼温浴施設▼広間▼工作室▼飲食施設▼リユースステーション▼環境学習室▼市環境部門―で構成。施工は、既存の多目的ホール(RC造平屋建、約700平方b)にS造平屋建、約3000平方b規模を増築し、全体で約4000平方b程の複合施設とする。交流拠点施設の担当コンサルは佐藤総合計画で基本設計は17年度末に完了、実施設計は18年度半ばにもまとまる見通し。
 交流拠点施設以外の「屋外施設」については、▼グラウンド・ゴルフ場▼バスケットボールコート▼スケートボード場▼ランニングコース▼バラ・ハーブ園▼遊びの広場(芝生)―は先行して、▼多目的グラウンド▼全天候型陸上用トラック▼少年サッカー場―は環境施設本体の完了後、解体跡地などに整備する。着工可能な部分から予算を措置し順次整備する見通し。「屋外施設」の実施設計は未着手で、順調にいけば18年度に発注したい考え。
 なお、公告済みの守山市環境施設整備・運営事業は本施設の設計・施工・運営(21年10月に供用開始、20年間運営を予定)、施設の種類(熱回収施設〔処理方式・全連続運転式ストーカ炉、施設規模・71t/日(35・5t/日×2炉)、リサイクル施設・10・68t/5h(保管品目は含まない)、関連施設(管理棟、計量棟、ストックヤード等)。整備期間は21年9月30日まで、運営は41年9月30日まで。予定価格は191億1600万円(施設整備費88億9920万円、運営費102億1680万円)(税込み)。

提供:滋賀産業新聞