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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/06/29

【群馬】群馬県電線共同溝研究会・第19回通常総会を開催

群馬県電線共同溝研究会(富沢茂隆会長)は27日、ホテルメトロポリタン高崎で第19回通常総会を開催した。2018年度の事業計画案や収支予算案などを審議し、満場一致で承認。役員改選では富沢会長の続投が決まった。来賓に県議会の岩井均議員や県県土整備部道路管理課の松井政浩課長、都市計画課の眞庭宣幸課長などが駆け付けた。
冒頭、富沢会長は群馬県の無電柱化マニュアル改訂への参加や安定供給と品質管理の徹底、無電柱化推進に理解と関心を得る活動の成功例などを報告。「防災面はもちろん地域住民が誇りと愛着を持つことのできる社会の形成に貢献できるよう、20周年に向けて活動を継続していきたい」と力強く語った。
岩井議員は「電線共同溝、無電柱化事業の必要性が高まっている。研究会の皆さんが専門家として素晴らしい提案をしている。これからも社会資本整備のためにご尽力を」と話した。
松井課長は国や県の取り組みなどを説明し「無電柱化事業は防災機能や交通安全の補助、景観の確保など県民の安全安心な暮らしを確保するためには不可欠な事業」と事業推進への協力を呼び掛けた。
事業計画では新製品の開発や品質確保、安定供給などに引き続き取り組むとともに、事業を通じて地元への貢献を重点事業に掲げた。成功例としてこのほど、沼田市で鉄蓋に特殊シールを施して地域PRを行う提案が採用。無電柱化推進にさらなる理解と関心が得られるように上毛かるたの絵を施すなど、社会貢献につながる取り組みを提案、活動していく。
総会では、新理事に就任した水島鉄工所(高崎市)の水島高広代表取締役社長が紹介されたほか、同会の発展に大きく貢献したトキワコンクリート工業(前橋市)の堀弘司代表取締役社長に感謝状が贈呈された。